【グランドスラム オブ カーリング】ナショナル (11月29日/カナダ)【映像】試合中に息切れする吉田夕梨花(実際の様子) “氷上のチェス”と呼ばれるカーリングの違った側面が垣間見られた瞬間だった。ロコ・ソラーレの吉田夕梨花が“23秒間の”…
【グランドスラム オブ カーリング】ナショナル (11月29日/カナダ)
“氷上のチェス”と呼ばれるカーリングの違った側面が垣間見られた瞬間だった。ロコ・ソラーレの吉田夕梨花が“23秒間の”フルスイープを見せると、直後には「はぁはぁはぁ」と息切れ。肉体的にも大変な戦いに視聴者たちが反応している。
カーリングの国際大会「グランドスラム オブ カーリング」ナショナルが開幕し、日本のロコ・ソラーレは予選の第3試合で昨季の世界選手権銀メダルで今季の欧州王者であるスイスのチーム・ティリンゾーニ(Tirinzoni)と対戦した。
注目のシーンはロコ・ソラーレが1ー0とリードして迎えた第2エンド。ハウス内にはティリンゾーニの赤いストーンが1つの状況で、解説の石崎琴美さんは「今は6(Tラインの手前の位置)に入ってきたので、次は6の前にフリーズ付けに行くようなショットになります」とここでの狙いを説明した。相手にナンバーワンを取られている状況だが「付ける利点としては、2点目のスペースを狭くするショットになります。先行チームはどんどん相手に使えるスペースを狭くしていきたい」と戦術的な狙いを解説した。
鈴木夕湖のショットはまさにティリンゾーニのナンバーワンに付けるフリーズショット。投じた瞬間から吉田知那美と吉田夕梨花がスイープを行う。約23秒間のフルスイープでコントロールされた黄色いストーンは、相手のストーンに密着させることできなかったが、スペースを埋めるショットとなった。全力でスイープした吉田夕は「はぁはぁはぁ」と息が上がっている様子がマイク越しに伝わってきた。石崎さんも「スイーピングは本当に大変なんですよね。息が上がった状態で次に自分が投げなきゃいけなかったりするじゃないですか。短いスパンで息を整えなければいけない。大変です」とスイープの肉体的な大変さを紹介した。
すると ABEMAのコメント欄でも「ナイススイープ!」「キラースイーパーズ!」「大変だな」「夕梨花さすさす」と言ったコメントともに、石崎さんについても「解説がわかりやすい」とファンにも好評のシーンとなった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)