台湾WLに参加中の中日のドラ3・辻本 中日のドラフト3位ルーキー、辻本倫太郎内野手が、台湾で開催されている「2024アジアウインターベースボールリーグ(WL)」に参加。27日の試合に「1番・二塁」で出場し、鮮やかな好守を披露すると「美しい」…
台湾WLに参加中の中日のドラ3・辻本
中日のドラフト3位ルーキー、辻本倫太郎内野手が、台湾で開催されている「2024アジアウインターベースボールリーグ(WL)」に参加。27日の試合に「1番・二塁」で出場し、鮮やかな好守を披露すると「美しい」「めちゃくちゃ綺麗」などと称賛する声が寄せられている。
NPBレッドの一員として出場した辻本は5点リードで迎えた9回無死一、二塁のピンチで台湾チームの左打者が放った一、二塁間への強烈なゴロをスライディングキャッチ。すぐさま体を反転させて二塁へ正確な送球。「4-6-3」のダブルプレーを完成させて窮地を救った。場内からは歓声があがり、打者はヘルメットを叩きつけんばかりの悔しさをにじませていた。
昨年のドラフトで3位指名で仙台大から入団。1軍では13試合の出場にとどまったが、2軍では90試合に出場。打率.227と打撃に課題は残すものの、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTAによると、守備全般での貢献を示すUZRは二塁手(54試合)ではチーム2位の「5.7」。遊撃手(29試合)は同トップの「3.1」と安定した守備力を示している。
DAZNが公式X(旧ツイッター)に「見事なスライディングキャッチ」とのコメントをつけて辻本の守備映像を投稿。「補ってからスムーズ」「ええぞ〜」「安定してきた」「完璧だぁ」「なんでそんな体勢から」といった声があがっていた。
中日の二塁手といえば、今季は田中幹也、板山祐太郎、山本泰寛らが中心となって出場した。ライバルの壁は高いが来季2年目を迎える23歳がポジション争いに加わってくるのか注目される。(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
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2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。