◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(27日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)イーブンパー38位から出た清本美波は「71」で回り、通算1アンダー19位として3日目につなげた。「ショットがうまくいけばバーディが獲…
◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(27日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)
イーブンパー38位から出た清本美波は「71」で回り、通算1アンダー19位として3日目につなげた。「ショットがうまくいけばバーディが獲れて、悪かったらボギーが出てしまった」。風速6.3m/sのコンディションで6バーディ、5ボギーと出入りが激しくなる中でもアンダーパーにまとめた。
2023年のプロテストにトップ合格して臨んだルーキーイヤーは苦しんだ。トップ合格者として1次が免除されてファイナルからとなったQTで100位に沈み、シーズンに入ってもレギュラーツアー9試合のうち8試合で予選落ち。主戦場だった下部ステップアップツアーは4月の開幕戦「YANMAR HANASAKA Ladies」の22位が最高成績で、賞金ランキング97位で終えた。
「ドライバーがすごいダメで、コース(フェアウェイ)に残らない」。ショット不調の原因は、最初のつまずきでもあったファイナルQTの2日目にさかのぼる。「ドライバーが急に曲がり始めて。1球、超曲がった球の印象が残って、そこから振り切れない日が続いた」。シャフトの試行錯誤を重ね、今年の9月末になって昨年使用していたモデルを45インチから44.75インチに短くすることで一定の手応えをつかんだという。
「短くてブレが出ないので安定感が出て、構えた時の安心感が変わった。自信が出て振り切れるので、距離も少し伸びて、今は何も考えずにアドレスに入れる」と話す表情も晴れやか。残り36ホール、1年前の雪辱を果たす絶好の機会だ。(静岡県袋井市/松島流星)