◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(27日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)8位から出た政田夢乃は3バーディ、4ボギーの「73」でプレーし、通算2アンダー12位と“通過圏内”で4日間を折り返した。「苦手な風が…

待ち時間をキャディと談笑して過ごす政田夢乃

◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(27日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)

8位から出た政田夢乃は3バーディ、4ボギーの「73」でプレーし、通算2アンダー12位と“通過圏内”で4日間を折り返した。「苦手な風が吹くなかでこのスコアなら上出来だと思います」とプレーを振り返った。

プロテストに合格して初めて臨んだ昨年の予選会(QT)は1次で敗退し、今年が初めての最終QT。例年35位前後が目安となる、来季レギュラーツアー第1回リランキングまでの出場権を争う緊迫した雰囲気に包まれる会場で、プレー中に時折キャディと談笑しながらリラックスした表情で2日間を回り終えた。「いつの通りのプレーを出来ています」とあっけからんと話す。

2日目を終えて好位置をキープ

今季はQTランキング147位と出場が限られる状況から、推薦で初出場した5月「リゾートトラスト レディス」で8位に入った。成績に応じて出場優先順位を組み替える2回のリランキングでも30位、14位と立場を上げ、最終的に20試合の出場で5回のトップ10を記録。8月の「NEC軽井沢72ゴルフ」では2位と優勝争いも経験した。

もぐもぐタイム

シード争い決着時点での年間ポイントランキングは56位。QTを回避できる55位には惜しくも届かなかったが、「よく頑張ったなと思います。(最終QTは)もともと出場するつもりだったのでしっかり準備してきました」と心身ともに不安はない。限られた試合数のなかで、シードを争える位置で戦えたことを自信に挑んでいる。

「このコースは(グリーンの)奥に行くと大ケガする。順位を意識するのではなく、コース戦略を意識していきます」と残り2日間を見据えた。(静岡県袋井市/松島流星)