◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前(26日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)欧州ツアーメンバーの中島啓太がシーズン最終戦の舞台に日本を選んだ。「“ノーバーディ”のリベンジをしたい。一番は、それです」。10月…

欧州ではなく日本で今季最終戦を迎える中島啓太

◇国内男子◇ゴルフ日本シリーズJTカップ 事前(26日)◇東京よみうりCC(東京)◇7002yd(パー70)

欧州ツアーメンバーの中島啓太がシーズン最終戦の舞台に日本を選んだ。「“ノーバーディ”のリベンジをしたい。一番は、それです」。10月「日本オープン」最終日で喫した屈辱を晴らすため、ことしのラストマッチに臨む。

昨季賞金王の資格で今季は欧州ツアーを転戦し、2週前の最終戦「DPワールドツアー選手権 ドバイ」を7位でフィニッシュ。「やっていく中でどんどん自信がついていって、成長していけた試合。すごくポジティブに2025年シーズンに入れる」と手ごたえを感じたが、そこでシーズンを終えるわけにはいかなかった。

「日本オープン」の悔しさを晴らしたい

地元・埼玉開催で声援を受けながら戦った日本オープンは、首位ターンしながら3日目に「73」で2打差5位に後退。それでも、逆転優勝が十分狙えた最終日にバーディなしの3ボギー1ダブルボギー「75」と崩れて6位に終わった。「応援に来ていただいた方にも悔しい思いをさせてしまったと思う。体の状態が大丈夫なら、ここをやりきってオフにしようと思っていた」と本大会出場を決断した。

本大会は国内賞金ランク上位30人らに出場が限られるが、「ツアーメンバーで、2024年の米PGAツアーまたは欧州ツアー優勝者」のカテゴリーもあり、3月「ヒーローインディアンオープン」で欧州ツアー初優勝を挙げた中島は、その資格を行使した。

昨年大会は、前週「カシオワールドオープン」で賞金王を決めて出場。初日から3日目まで首位を守りながら、最終日に蝉川泰果に逆転されて2位に終わった。「今週もたくさん応援に来てくれると思うので、バーディを見せたい。賞金王争いが白熱している中で、僕も良い選手と優勝争いしているところで回りたい」と、声援に応えるプレーで今季を締めくくりたい。(東京都稲城市/谷口愛純)