【セリエA】パルマ 1-3 アタランタ(日本時間11月24日/スタディオ・エンニオ・タルディーニ)【映像】鈴木彩艶、「無慈悲すぎるシュート」で失点 成長著しい日本代表の守護神でもなす術がなかった。パルマのGK鈴木彩艶の牙城が、アタランタの高…
【セリエA】パルマ 1-3 アタランタ(日本時間11月24日/スタディオ・エンニオ・タルディーニ)
成長著しい日本代表の守護神でもなす術がなかった。パルマのGK鈴木彩艶の牙城が、アタランタの高速クロスからのドンピシャボレーで完全に崩壊。もはや“無慈悲”とも言えるボレーシュートを被弾したシーンには、メディアやファンから同情の声が出ている。
パルマの守備が機能不全に陥るほどのスーパーゴールが生まれたのは、セリエA第13節のアタランタ戦、75分のことだ。アタランタがMFエデルソンとMFシャルル・デ・ケテラーレのテンポの良いパス交換で中央を突破し、ボールは右サイドのMFフアン・クアドラードへ。ユヴェントスやインテルで数々のタイトルを獲得してきた36歳は、ゴール前の状況を確認して右足でクロスを上げる。
鋭い回転の掛かったスピードボールがパルマの最終ラインとGKの間を切り裂き、ファーで待っていたFWアデモラ・ルックマンにピンポイントで届く。これをルックマンが左足で完璧に合わせ、豪快なボレーシュートをゴール左上隅へと突き刺した。
鈴木はクロスボールに対してサイドステップを踏んでポジショニングを微調整し、シュートには目いっぱいに身体を伸ばして飛びついた。しかし、スピードとクオリティーを兼ね備えたハイレベルな攻撃を止めることはできず、鈴木の両腕はまさに“お手上げ”のような格好にも映った。
実際、イタリア・メディア『TUTTO mercato WEB』は鈴木に対して「無罪」と表現しており、『calciomercato』では「味方のフォローを得られず、最後まで迷っていた」といった寸評を綴るなど、個人採点では及第点の「6」を付けている。
また、ファンもSNS上で鈴木を擁護。「ザイオンは全てノーチャンスで失点」「GKにはどうしようもできない」「これを止めろと言うのは簡単だけど現実的ではない」「DFたちが酷すぎる」「しゃーない」「アタランタのゴールを褒めるべき」「こういう世界レベルのゴールを経験することがきっと成長につながるはず」と、励ましの声を送っている。
試合はそのまま1-3でタイムアップ。パルマは今季3敗目を喫し、鈴木にとっては3失点を許す悔しい結果となった。一方のアタランタは、これでリーグ戦5連勝となった。
(ABEMA de DAZN/セリエA)