◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(27日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)今年2度目の挑戦でプロテストに合格した入谷響が「68」で回って通算5アンダーとし、23位から5位に駆け上がった。この日のハイライトは…
◇国内女子◇QTファイナルステージ 2日目(27日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)
今年2度目の挑戦でプロテストに合格した入谷響が「68」で回って通算5アンダーとし、23位から5位に駆け上がった。
この日のハイライトはパーを並べて迎えた前半15番(パー3)のホールインワン。左からアゲインストの風が吹く中、187ydを5Iで放ったボールがピン手前2mに落ち、カップに吸い込まれた。
前日同様、風は強かった。「グリーンセンターぐらいに乗ればいいやと思って打ったんですけど、(入って)『え…』ってなって」と驚いた。ジワジワと興奮がこみ上げ同伴競技者と一緒に喜んだ。その後は17、18、2番でバーディを重ね、「風が読めなかった」と3番(パー3)でボギーを打ったが、この日のベストスコアタイでプレーした。
昨年まで1度も経験がなかったホールインワンだが、18歳の今年、アマチュアで出た3月「明治安田レディス」初日の5番(パー3/160yd)で生涯初エースを記録すると、朝日大進学後の学連大会で2個目。そしてこの日…。「多いな思います」と笑う。
ルーキーシーズンとなる来季のツアー前半戦出場優先順位を決める大事な4日間で “今年3発目”が飛び出した。今季実績ではQTランキング37位まで前半戦全試合に出場できたとあって、アドバンテージを持って残り2日に臨める。それでも、入谷は「貯金があってもすぐに崩れるかもしれないのでまずは1日1日を集中してプレーするだけです」。ルーキーらしく表情を引き締めた。(静岡県袋井市/松島流星)