11月26日、川崎フロンターレはACLEの第5戦でブリーラム・ユナイテッド(タイ)と対戦した。3-0で勝利した試合で、18歳の新星FWがデビュー戦にして初ゴールを決めている。 浦和レッズとの再開試合から間もないこの日、川崎はアウェイゲーム…
11月26日、川崎フロンターレはACLEの第5戦でブリーラム・ユナイテッド(タイ)と対戦した。3-0で勝利した試合で、18歳の新星FWがデビュー戦にして初ゴールを決めている。
浦和レッズとの再開試合から間もないこの日、川崎はアウェイゲームに挑んでいた。小林悠とエリソンの2トップを擁する4-4-2で試合を始めたが、攻守がかみあわず苦しい時間を過ごす。
ピンチも迎える中で、後半18分に2枚替え。その後、川崎が先制に成功する。瀬川祐輔のクロスを三浦颯太がダイレクトで合わせたのだ。後半38分にも2枚替えを実施すると、さらに、90+3分に神田奏真が投入される。この神田がゴールを決めたのは、遠野大弥が90+4分に追加点を決めた直後だった。
まず、神田が相手陣内でボールを奪うと、そのまま前進。相手選手を十分に引き付けたうえで、左から走ってきた山田新にパスを送るが、これは短く、相手選手にクリアされてしまう。
しかし、そのクリアが不十分。逆サイドに流れるとそこに走り込んだのが遠野で、ダイレクトで中に折り返す。ボールが向かったのは、ゴール前に詰めていた神田の足元。これを冷静に左足で流し込んで、貴重な3点目を奪ったのだ。
■元フランス代表FWも認める存在
神田にとっては、これがプロデビュー戦。アジアを舞台にしたこの試合で初ゴールを決めると、ファン・サポーターから以下のような声が上がった。
「神田、普段のシュート練からえげつない物を見せつけているので、今後注目です」
「おぉーーー!!神田君 デビュー早々に」
「新たなフロンターレの希望を目撃したわ こりゃ楽しみすぎる」
「この少ない時間で2.3個仕事してるのすごい、、、さすが」
「そもそも起点は自分の守備からだからね。素晴らしいわ!!」
「明るい光が見えた 忘れられない試合になるね」
「久しぶりに嬉しすぎる熱烈ゴール」
神田奏真は2005年生まれの18歳。静岡学園高等学校を卒業して、今年、チームに加入したばかりだ。
ここまで出番はなかったものの、パリ五輪代表のトレーニングパートナーにも選ばれるなどその潜在能力は折り紙付き。今夏までチームに所属していたサッカー元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスに「日本を代表するFWになる」と言わしめた存在だ。
このゴールをきっかけに、一気にその得点能力を開花させるか。期待が高まるデビュー戦となった。