◇国内女子◇QTファイナルステージ 初日(26日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)今季、米ツアーを主戦場にした吉田優利が1アンダー23位。ことし4回目のプロテスト挑戦で合格した妹の吉田鈴が2アンダー14位で滑り出した…

吉田優利は次週米ツアーの予選会にも参戦する

◇国内女子◇QTファイナルステージ 初日(26日)◇葛城GC宇刈コース(静岡)◇6454yd(パー72)

今季、米ツアーを主戦場にした吉田優利が1アンダー23位。ことし4回目のプロテスト挑戦で合格した妹の吉田鈴が2アンダー14位で滑り出した。

プロとして姉妹で同一競技に出場したのは初めて。25日(月)の練習ラウンドは一緒に回り、「ゴルフのことは話してなく…。(でも)すごくうれしい」(優利)、「なんか不思議な感じです」(鈴)とそれぞれ微笑んだ。

姉はプロテストに合格した2019年以来の最終QT参戦。「思ったよりもピンポジションが難しかった。今日は風も強かったのでパッティングの距離感も出せなかったです」と正午の時点で6.5m/sの強風に苦戦したが、3オン2パットのダブルボギーにした15番(パー3)以外はトラブルもなく「71」で終えた。

吉田鈴はプロテストとは違う緊張と戦う

今季の米ツアー年間ポイントレース(CMEグローブ ポイントランキング)を102位で終え、シード獲得を逃した。国内ツアーの複数年シード(2033年までの任意の年に行使可能な3年シード)は今回行使せず、QTを通じて出場権獲得を狙う。あくまで米国でのプレーを優先させるつもりで、来週は米ツアーの最終予選会(アラバマ州マグノリアグローブGC)が控える。「忙しいですよね(笑)。でもやるしかないんで。うまく調整できたらと思います」と、まずは残り3日間をしっかり戦う。

鈴は第1次予選B地区(静岡・裾野CC)を19位で通過してきた。「(メンタル面で)余裕持って臨めるというか、そこまで緊張する必要はない」。プロテスト合格者に与えられる1年間の下部ツアーシード権を保持して戦う今週は気楽にプレーする。(静岡県袋井市/松島流星)