計算できる遠藤のプレーはリーグ戦が進むにつれて重要性を増すはずだ(C)Getty Images プレミアリーグ首位のリバプールは、現地時間11月24日に行われた第12節でサウサンプトンと敵地で対戦した。インターナショナルウィーク明けとなった…

計算できる遠藤のプレーはリーグ戦が進むにつれて重要性を増すはずだ(C)Getty Images

 プレミアリーグ首位のリバプールは、現地時間11月24日に行われた第12節でサウサンプトンと敵地で対戦した。インターナショナルウィーク明けとなったこのゲームでリバプールはドミニク・ソボスライのゴールで先制し、その後、2点を奪われ逆転を許すも、モハメド・サラーが2ゴールを決め、3-2で勝利している。

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 インターナショナルウィークによる中断明けの初戦、得点の取り合いとなり辛くも白星を掴んだリバプールだったが、最終盤に投入された遠藤航のパフォーマンスも試合後、現地メディアにより大きく取り上げられている。アーセナル専門サイト『Rousing The Kop』が試合後、チームの勝利とともに遠藤のプレーを振り返るトピックを配信した。

 83分にサラーがPKを決めリバプールが3-2とすると、アディショナルタイム突入直前に交代で遠藤がピッチに送られている。出場時間はおよそ8分間程度だったが、遠藤はその中でパスカットや攻撃参加などアグレッシブなプレーを披露。チーム全体のバランスもとるなどサウサンプトンの攻撃の芽を摘む役割も怠らず、ゲームの締め括りに貢献した。

 同メディアは、「昨シーズンのユルゲン・クロップ体制下でのエンドウの役割と比べると、今季のリバプールでの彼の出場機会は限られている。それでもなお、31歳の彼は試合を締める際に信頼できる選択肢としてアルネ・スロットの評価を得ている」として、ここまでの働きぶりを称賛する。

 また、「日曜日の試合で彼が最初に見せたプレーは、サウサンプトンのFWへのパスをインターセプトすることだった。その後もボール回収、デュエルでの勝利、さらにはファウルで止めるなど、必要な仕事をこなした」と指摘。その上で、「試合終盤のあの瞬間にリバプールが求めていたものを、エンドウは見事に提供したのだ」とゲーム終盤でのプレーを評している。

 トピックでは、試合後にスロット監督が語った、遠藤に対するコメントも掲載。「彼は10分足らずしかプレーしなかったけど、その短い時間で奪ったボールの数や見せた努力は本当に重要だった」と述べている他、「こういう働きこそがチームを強くする。これが必要なものだよ」として、日本人MFの貢献度を称えている。

 指揮官の言葉からは、チーム内における背番号3への信頼や評価が高まっていることが読み取れる。限られた時間の中でも確実に自身の価値を証明し続ける遠藤は、間違いなくチームの躍進を支えるひとりだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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