トータルゴルフフィットネス 管理栄養士兼トレーナーの中島です。今回は『おにぎり』についてです。コンビニにおける購買数ランキングにおいて、常に上位に挙がるのがおにぎりです。日本人の皆さんは、幼少期から様々な場面で食べる機会の多い食品であった…
トータルゴルフフィットネス 管理栄養士兼トレーナーの中島です。
今回は『おにぎり』についてです。
コンビニにおける購買数ランキングにおいて、常に上位に挙がるのがおにぎりです。日本人の皆さんは、幼少期から様々な場面で食べる機会の多い食品であったかと思います。
今回はセブンイレブンにて販売されている商品の中から、皆さんにおすすめのものをご紹介します。どれも簡単に作れるものですので、ご自身でおにぎりを握る際にもぜひ参考にして下さい!
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第1位 紅鮭切り身【鮭】
私がおにぎりの具材の中で、最もおすすめする食材が『鮭』です。
鮭は最強の抗酸化成分とも言われる『アスタキサンチン』を豊富に含みます。アスタキサンチンは、鮭やエビ、カニなどの赤色の色素を持つ海産物に豊富に含まれます。紫外線などのストレスから身体を守る働きや、筋肉の炎症を抑える働きもあります。また認知機能の改善など、幅広い症状に影響するとされます。
さらに、鮭は身体作りをする上で欠かすことのできない『たんぱく質』も豊富です。糖質とたんぱく質は一緒に食べることで体内における吸収率が良くなります。お米(糖質)と鮭(たんぱく質)という組み合わせが良いです。
また魚介類は、脂の質が良いことも挙げられます。魚油、EPA、DHAなど耳にしたことのある方が多いでしょう。血管の健康や脳機能に関わるとされます。スポーツのパフォーマンス維持には、酸素を運ぶ役割を持つ血管の健康は欠かせません。またゴルフはゲーム性の強いスポーツです。常に集中力を維持するために、魚油が役に立ちます。
鮭以外にも、さばやたらなど、魚の切り身が入ったおにぎりが同様におすすめです。
第2位 赤飯おこわ【小豆】
次におすすめするのが『赤飯』です。
赤飯には『小豆』が使われます。この小豆は、大豆などの豆類とは異なる特徴を持ちます。それは脂質ではなく『糖質』が主成分であるということです。よって、運動前・中に食べることで米とともに身体のエネルギー源として働きます。
また、食物繊維やビタミンB1、鉄分、ポリフェノールなど幅広い栄養素が含まれます。日本では昔からお祝い事で赤飯が食べられてきました。病気の治療法や薬の無い時代に、小豆に身体を元気にする、病気を治す役割があるとされてきたのです。
特に『ビタミンB1』はゴルファーに欠かせません。ラウンドする上でエネルギーとなる糖質ですが、ビタミンB1がこの吸収を促す役割があります。
さらに女性ゴルファーに嬉しいのが、貧血予防となる『鉄分』を豊富に含むことです。貧血の原因はいくつか考えられます。運動量が多すぎる場合や、鉄分が不足している可能性があります。また皆さんとお話すると、そもそものエネルギー摂取量が不足している方も多いと言えます。プロ・アマに関わらず、ラウンド数や運動量が多い場合は、貧血のリスクが上昇します。鉄分とエネルギーこの両方を補うために赤飯がおすすめです。
第3位 とり五目【鶏肉、ごぼう、油揚げなど】
最後は『とり五目』です。
おすすめするポイントは季節の野菜を含め、幅広い食材を摂ることができる点です。具材は、鶏肉やごぼう、あぶらあげ、椎茸など様々なものが含まれます。ここでは、それぞれの食材において特徴となる栄養素を挙げます。
鶏肉:身体を作る『たんぱく質』
ごぼう:胃腸の調子を整える『食物繊維』、抗酸化作用をもつ『ポリフェノール』
油揚げ:抗酸化作用を持つ『ビタミンE』、骨を作る『カルシウム』
それぞれの食材は少しずつでも、幅広い栄養素を摂れることが良い点です。
注意点として、醤油や塩などが多く使用され、濃い味つけになりがちなことが挙げられます。塩分の多い汁物や漬物と合わせて食べることの無い様に注意しましょう。
それぞれの栄養素における目標値には個人差があり、個々の目標や身体の状態によって適正値は変化します。
引き続き様々な観点から、ゴルファーの為の栄養学についてご紹介させていただきます!
[文:トータルゴルフフィットネス – ゴルファーのための会員制フィットネスクラブ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
中島 遥
管理栄養士 パーソナルトレーナー
長野県出身。神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部栄養学科にて管理栄養士、栄養教諭の資格を取得。卒業後は小学校で管理栄養士として働きながら、日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの資格を取得。
現在、トータルゴルフフィットネスでは、「食事と運動」両方の面からお客様の望む身体作り、パフォーマンス向上に貢献できるよう努めている。