交流重賞3勝の実績があるアーテルアストレア(牝5、栗東・橋口慎介厩舎)が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)で史上2頭目の牝馬戴冠を狙う。 アーテルアストレアは父リーチザクラウン、母スターズインヘヴン、母の父ワークフォー…

 交流重賞3勝の実績があるアーテルアストレア(牝5、栗東・橋口慎介厩舎)が、チャンピオンズカップ(3歳上・GI・ダ1800m)で史上2頭目の牝馬戴冠を狙う。

 アーテルアストレアは父リーチザクラウン、母スターズインヘヴン、母の父ワークフォースの血統。近親には18年のマーチSを制したセンチュリオン、15年の中山大障害で2着のエイコーンパス、今年の武蔵野Sで2着のカズペトシーンなどがいる。20年のセレクトセール1歳では1000万円(税抜)で取引された。

 ここまで22戦8勝。昨年のレディスプレリュードで重賞初制覇。続くJBCレディスクラシックでも3着に健闘した。そして今年は牝馬限定重賞を5戦連続で使われ、クイーン賞とスパーキングレディーCを制している。今回は昨年のチャンピオンズCで9着に敗れて以来、1年ぶりとなる牡馬との戦い。当時は完敗だったが、上がり3Fはメンバー中2位タイの37秒3だから、展開次第でもう少し上位に迫れたか。今回は重賞3勝をともに挙げている菱田裕二騎手とのコンビ復活。末脚が生きる展開なら、一発があっても不思議ない。

 牝馬が勝てば、15年のサンビスタ以来、9年ぶりの偉業となる。並み居る牡馬を打ち負かしての戴冠となるか、人馬一体の走りに注目だ。