前週のジャパンCで東京開催が幕を閉じ、今年最後の中山開催へ。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、皐月賞と同じ芝2000mの番組に注目だ。【11月30日(土) 中山芝1200m】◆ショウナンアウラ(牡、父バゴ、母ウートゥルメール、…
前週のジャパンCで東京開催が幕を閉じ、今年最後の中山開催へ。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、皐月賞と同じ芝2000mの番組に注目だ。
【11月30日(土) 中山芝1200m】
◆ショウナンアウラ(牡、父バゴ、母ウートゥルメール、美浦・加藤士津八厩舎)
昨年のセレクションセールに上場され、取引価格は4290万円(税込み)。3代母がノースフライト(安田記念、マイルCS)という血統だ。「運動神経が良さそう。楽に動けているし、調教どおりなら初戦から楽しみ。上(ミルトクレイモー)も短い距離で走っているし、いいスピードがありそうです」と加藤士津八調教師。鞍上は池添謙一騎手が予定されている。
【12月1日(日) 中山芝2000m】
◆ピコラ(牝、父レイデオロ、母アオイスカーレット、美浦・黒岩陽一厩舎)
1998年のオークス馬エリモエクセルの孫にあたる。「きれいな跳びをしているし、気持ちは前向き。まだ緩さもあるけど、細身の体形で芝の中距離が良さそう。この条件はいいと思います」と黒岩陽一調教師。鞍上は長浜鴻緒騎手が予定されている。
◆プロメテドール(牝、父ブリックスアンドモルタル、母カラライナ、美浦・久保田貴士厩舎)
母は米G1を3勝。「細身の体つき。軽い馬場で良さそうだし、芝の実戦向きだと思います」と久保田貴士調教師。鞍上は菅原明良騎手が予定されている。
◆ベストセラー(牝、父エピファネイア、母アンジュパッセ、美浦・森一誠厩舎)
祖母のピクシープリンセスはエリザベス女王杯の3着馬。「動き自体はいい。気持ちのコントロールは利いているし、ためれば切れそうな感じがある。体形的にも長めの距離が合うと思います」と森一誠調教師。鞍上は荻野極騎手が予定されている。
◆ベニハンマード(牡、父ハービンジャー、母エルゴレア、美浦・栗田徹厩舎)
祖母は米G1馬。「少し難しいところもあるけど、気持ちは前向き。デビュー前としてはしっかりと動けています」と栗田徹調教師。鞍上はW.ビュイック騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)