毎年恒例、スポンサー企業などを対象とした「感謝の集い」 西武・後藤高志オーナーが25日、都内のホテルで開催されたスポンサー企業などを対象とした「2024埼玉西武ライオンズ感謝の集い」に参加した。冒頭の挨拶では球団ワーストの91敗を喫して最下…

毎年恒例、スポンサー企業などを対象とした「感謝の集い」

 西武・後藤高志オーナーが25日、都内のホテルで開催されたスポンサー企業などを対象とした「2024埼玉西武ライオンズ感謝の集い」に参加した。冒頭の挨拶では球団ワーストの91敗を喫して最下位に終わった今シーズンについて「ご期待に添えず大変申し訳なく思っております」と“謝罪”した。

 スポンサー企業やシーズンシート購入者ら約500人が参加する恒例のイベントで、球団からは西口文也新監督や主将の源田壮亮内野手ら約60人が出席。冒頭にステージにあがった後藤オーナーは今季を振り返った。

「大変厳しい1年でした。皆様のご期待に添えず、大変申し訳なく思っております」と神妙な面持ちで謝罪した。しかし、後半戦に若手選手が躍動したこともあり「完全に育ったとはいえませんが、最終盤にライオンズの戦いができた試合はかなり多かったと思います」と収穫も述べた。

 チームは開幕後から低迷したが、ファンはベルーナドームに足を運び続けた。「厳しい中にあっても、観客の動員は昨年よりも9%増えて155万人という数字を共有することができました。ファンの皆様のおかげでございます。この場をお借りして改めて心より御礼申し上げます」と感謝を伝えた。

「しかしプロは勝ってナンボという世界」とし「西口監督にライオンズの再建を託してまいります。どうぞおおいに期待していただければと思います」と来季の巻き返しを誓った。

 西武は今季、球団ワーストとなる91敗(49勝3分け)を喫し、優勝したソフトバンクには42ゲーム差をつけられての最下位となった。2年目の松井稼頭央監督は5月下旬に休養し、渡辺久信ゼネラルマネジャー(GM)が監督代行を務めたが、屈辱的なシーズンを送った。(湯浅大 / Dai Yuasa)