正三塁手デバースのコンバート検討、正一塁手のカサスがDH起用も レッドソックスの吉田正尚外野手にトレードの可能性が浮上した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。正三塁手を務めたラファエル・デバースのコンバートを検討してお…

正三塁手デバースのコンバート検討、正一塁手のカサスがDH起用も

 レッドソックスの吉田正尚外野手にトレードの可能性が浮上した。米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」が伝えた。正三塁手を務めたラファエル・デバースのコンバートを検討しており、今季主に指名打者として108試合に出場した吉田が押し出される可能性があるという。

 地元メディア「マスライブ.com」のショーン・マクアダム記者によると、トレードでノーラン・アレナドを獲得し、三塁手として起用することを検討している。その場合、デバースは一塁かDHに回ることになる。デバースは2024年のDRSは-9で「どの指標をとっても球界で最も守備が酷い三塁手。2024年のDRSは-9だった」とコンバートの理由に守備何が挙げられた。一方でデバースの代理人は「三塁手としてプレーし続け、(三塁の守備が)よくなるよう努力し続ける。そこは彼のポジションだ」と否定的なコメントを残している。

 また「弊害となるのはデバースだけではない」とも。正一塁手で24歳のトリストン・カサスは高い評価を受けており、チームはあと4年保有出来る上に、カサスは長期契約を結ぶことにも関心を示している。「デバースが一塁にコンバートされた場合、カサスがDHのレギュラーとして起用され、マサタカ・ヨシダはベンチに押しやられるか、完全にロースターから外れることになる。しかも、ヨシダの契約はあと3年5560万ドル(約85億4500万円)も残っている」と指摘した。

 アレナドの守備力は全盛期ほどではないが、平均よりも優に上回っており、3年7400万ドル(約114億円)はアレックス・ブレグマン(アストロズFA)やウィリー・アダメス(ブルワーズFA)より安価。また「獲得してもフアン・ソト(ヤンキースFA)、コービン・バーンズ(オリオーズFA)、ブレイク・スネル(ジャイアンツFA)といったFAトップランクの選手の獲得へ妨げにはならないだろう」という利点もある。

「カージナルスが(アレナドの)残りの契約をいくらか負担するか、(レッドソックスがアレナドの契約を全負担する代わりに、カージナルスが)ヨシダの契約の大部分を負担した場合、なおさらのことだ」とも主張する。メジャー3年目の来季はどんな起用になるのか注目される。(Full-Count編集部)