引退競走馬たちによる馬術大会「RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)」のファイナルが11月29日(金)から3日間、東京都世田谷区のJRA馬事公苑で開催される。競馬を引退した競走馬が乗馬・馬術への入り口としての…

 引退競走馬たちによる馬術大会「RRC(Retired Racehorse Cup・引退競走馬杯)」のファイナルが11月29日(金)から3日間、東京都世田谷区のJRA馬事公苑で開催される。競馬を引退した競走馬が乗馬・馬術への入り口としての活躍の場とセカンドキャリアの形成、リトレーニング技術の向上のほか、乗馬・馬術ファンの拡大を図ることを目的として2018年より実施。昨年からファイナルは東京2020オリンピック・パラリンピックの会場となったJRA馬事公苑で行われている。

 今大会には18年有馬記念覇者のブラストワンピースや、19年毎日杯覇者のランスオブプラーナが馬場馬術に出場するほか、19年の京都記念など重賞を2勝したダンビュライト、20年のサマーチャンピオンを制したサヴィ、名牝シーザリオの7番仔にあたるグローブシアターが障害馬術にエントリーしている。また選手では総合馬術に今夏のパリ2024オリンピックで92年ぶりとなる銅メダルを獲得した“初老ジャパン”から北島隆三選手、田中利幸選手が出場。また監督を務めた根岸淳氏も選手として参戦するなど馬術ファン、競馬ファンともに楽しめる3日間となっている。

 RRCの出場条件は引退から概ね3年以内となり、今年は2021年1月1日以降の出走歴を持つ馬に限られる。そのため現状のルールなら、ラストランが21年のブラストワンピースや、グローブシアターは来年から出場資格がなくなるため、RRCで見ることができるのは最後の機会となる。ターフを去った後の元競走馬の姿を見る機会は限られており、それが都心でみられる貴重な機会。予定が会う方はぜひ足を運んではいかがだろうか。

【日程】
■総合馬術
11/29 9:10〜 馬場
11/30 9:10〜 クロスカントリー
12/1 9:10〜 障害

■馬場馬術
11/30 13:30〜 馬場開放(1頭8分間)
12/1 10:30〜 本競技

■障害馬術
11/30 11:45〜 フレンドシップ
12/1 13:45〜 本競技