◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(24日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7350yd(パー72)◇晴れ(観衆2990人)勝因を聞かれ、「運」と即答した。今季2回目の優勝インタビュー。岩田寛は「68」をマークした最終日に首位と2打…

岩田寛は自身初の年間複数回優勝を達成した

◇国内男子◇カシオワールドオープン 最終日(24日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7350yd(パー72)◇晴れ(観衆2990人)

勝因を聞かれ、「運」と即答した。今季2回目の優勝インタビュー。岩田寛は「68」をマークした最終日に首位と2打差をひっくり返しても、「ショットもそこまで良くなかったし、パットも結構外していた」と内容に満足とはいかない様子だった。

Kochi黒潮カントリークラブは苦手な部類のコース。大会の過去の最高成績は2007年の10位タイだった。「ティショットが打ちにくいところがいっぱいある。グリーンが読みづらい」。今年は3日目に強風が吹いたこともあり、例年よりもスコアの伸ばし合いが穏やかだったこと、グリーンが速かったことが岩田にとっては有利に働いたという。

「ここまで伸ばせたのは、たまたまかもしれない」。最終日は18ホールでわずか24パット。グリーン上の名手は4日間の平均パットで1.587と全体1位を記録した。「初日からボギーを打っても気にしなかったことは要因の一つだと思います」と精神面も安定。通算7勝のうち40代に入ってから5勝を挙げており、衰える様子がない。

クラブは「あまり替えないタイプ」。国内メジャーを制した6月の「BMW 日本ツアー選手権 森ビル杯」から変更したのは5Wで、キャロウェイ パラダイム ◆◆◆(5番18度)から、3Wと同じテーラーメイドQi10にした。

発売から20年以上が経過したお馴染みのオデッセイ ホワイトホット 2ボールブレードも健在。古いものにこだわるわけではなく、「新しいクラブができたら、ドライバーだったら毎年新しいのが出るので(試して)替えます」と春先のテストには常に積極的でいる。

<最終日のクラブセッティング>

ドライバー:キャロウェイ パラダイム Ai スモーク ◆◆◆(9度)
シャフト:Tour AD PT(長さ45インチ、重さ70g台、硬さX)

フェアウェイウッド:テーラーメイドQi10 (3番15度、5番18度)
シャフト:Tour AD PT(重さ80g台、硬さX)

ユーティリティ:スリクソン ZXマインファーム(3番20度)

アイアン:タイトリスト 620フォージド(4番~9番)、ヨネックス EZONE MB 301 フォージド(PW)

ウェッジ:タイトリスト ボーケイ SM10(52、58度)

パター:オデッセイ ホワイトホット 2ボールブレード

ボール:タイトリスト PRO V1x ボール