◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 最終日(24日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆4306人)歴代覇者の申ジエ(韓国)は通算8オーバー29位でフィニッシュ。14年連続15度目の大…
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 最終日(24日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆4306人)
歴代覇者の申ジエ(韓国)は通算8オーバー29位でフィニッシュ。14年連続15度目の大会出場という豊富な経験をもってしても「4日間、風の方向が毎日違ったのは初めてだったと思う。今年は(冬でも)芝が元気だった。今までのイメージを取り除くのが大変だった」とタフな戦いだった
8月「パリ五輪」出場を目指し、米ツアーに積極的なスポット参戦を繰り返したシーズン。日本ツアーの出場16試合は、本格参戦した2014年以降で最も少ない。未勝利も22年以来2度目のことだった。「ちょっと残念な部分はありますけど、けがなく回れたことは一番。もう、36歳ですから」と笑い、「自分の中でも分析して生かせる、いろんなデータを得ることもできた」と早くも来季につなげる意欲を示した。
不動裕理が持つ生涯獲得賞金1位のツアー記録まで、約3100万円差で迎えたシーズン。今季の最高成績が加算のない8月の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」の2位だったこともあり、59万6977円届かずに終えることとなった。それでも、来季の更新は確実な状況。「頑張れば、ついてくるもの。自分のキャリア以上に、大会を支えてくれるスポンサー、協会のおかげで達成できること」と周囲への感謝を強調する。
締めくくりムードが漂う国内ツアー最終戦の会場で1年を振り返りつつ、「私はもう1試合あるので」と気持ちを緩めることはない。28日(木)開幕の「ISPS HANDAオーストラリア女子オープン」に出場する。(宮崎市/亀山泰宏)