◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 最終日(24日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆4306人)2週後の12月5日から米ツアー最終予選会(Qシリーズ/アラバマ州マグノリアグローブG…
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 最終日(24日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆4306人)
2週後の12月5日から米ツアー最終予選会(Qシリーズ/アラバマ州マグノリアグローブGC)挑戦を控える岩井明愛と千怜のツインズが、国内ツアーのシーズンを戦い抜いた。3勝ずつを挙げ、メルセデスランキングは明愛が2年連続の3位、千怜は自己最高5位。高いレベルで競い合った。
通算2アンダー10位と2度目の最終戦で初めてトップ10入りした明愛は「69.904」で初めての平均ストローク60台も達成。「充実したシーズンになったと思います。優勝もできたし、(スポット参戦で)海外挑戦もできて、いろんな経験ができたと思います」と晴れやかに話す。
この日は上がり4連続ボギーなど後半にハーフ「41」で7オーバー27位の千怜も、年間を通して見れば国内ツアーで予選落ちが1試合だけと安定していた。開幕戦の3月「ダイキンオーキッドレディス」を制し、5月に2勝目、10月に3勝目とコンスタントに勝ったが、「もう少し優勝争いで勝ち切りたかったですし、まだまだできるんじゃないか、来年に向けてもっと頑張ろうという気持ちにもなっていますね」と貪欲に言った。
来季の米ツアー参戦を目指して一緒に海を渡る。5日間90ホールの戦いは、上位25位タイまでの選手が出場優先資格の「カテゴリー14」に入り、限定的な出場機会が与えられる。上に行くほど優先順位は高くなるものの、トップ通過そのものにはこだわらなくてもいいフォーマットではある。
明愛は「(試合と気持ちは)あんまり変わらないかな、と。上を目指すというより、一打一打にやっぱり最善を尽くしたい」と強調。千怜も「いつもと同じパフォーマンスをしたいので、いつもと違った考え方をするよりも、変わらず試合のように回れたら一番いいかな」。マインドセットは共通していた。(宮崎市/亀山泰宏)