【WRC】第13戦 ラリージャパン(11月24日/デイ4)【映像】異次元アタックで190km/h到達の瞬間 ラリーの世界最高峰、WRCの最終戦が全日程を終了。トヨタのマニュファクチャラーズ王者獲得のために奮戦した、日本人ドライバー勝田貴元の…

【WRC】第13戦 ラリージャパン(11月24日/デイ4)

【映像】異次元アタックで190km/h到達の瞬間

 ラリーの世界最高峰、WRCの最終戦が全日程を終了。トヨタのマニュファクチャラーズ王者獲得のために奮戦した、日本人ドライバー勝田貴元の超高速アタックが反響を集めている。

 最終SS「三河湖」は、1位に最大5ポイントが与えられる「パワーステージ」で、ドライバーたちがそれぞれの思惑を持って攻めの走りを見せる。勝田に課された使命は、トヨタがヒョンデを逆転するために完走してポイントを持ち帰ること。スタート前には「チームの戦略に従うだけ」と落ち着いて語っていた。

 ステージ前半は抑え気味に走っているように見えた勝田だが、終盤の緩やかなワインディングから民家が点在するエリアに入ったあたりで、なんと最高速度192km/hをマーク。実況が「本当にこの細い道を、よくこれだけのスピードで走りますね!」と言うなり、スピードメーターはもう一度190km/hに到達し、「また190出ましたね!」と実況を興奮させるほどの全開走行を披露した。結果、この時点でトップだったティエリー・ヌービル(ヒョンデ)のタイムにプラス2.9秒でフィニッシュ。ヒョンデの獲得ポイントを左右するアンドレアス・ミケルセンより速いタイムを記録し、勝田の後に走るセバスチャン・オジエとエルフィン・エバンス、そしてトヨタのスタッフを安堵させた。

 勝田の今季最後の意地の走りを観た視聴者からは、「勝田がんばれー」「2位でもいいぞ生き残れ」「いけいけいけ」「猛プッシュ」「せめろ!」「かっけー」など多数の反響が寄せられた。

(ABEMA『WRC 世界ラリー選手権 2024』/(C)WRC)