中京競馬場で行われる第25回チャンピオンズカップ(12月1日/GI、ダ1800m)のデータを紹介する。JBCクラシックを勝利したウィルソンテソーロ、同2着メイショウハリオや、連覇を狙うレモンポップなどが出走予定。ここでは過去10年のデータか…
中京競馬場で行われる第25回チャンピオンズカップ(12月1日/GI、ダ1800m)のデータを紹介する。
JBCクラシックを勝利したウィルソンテソーロ、同2着メイショウハリオや、連覇を狙うレモンポップなどが出走予定。
ここでは過去10年のデータから、予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【チャンピオンズカップ2024特集】出走予定・枠順、予想オッズetc. 「レモンポップが連覇に挑む」お役立ち馬券攻略ガイド
■2大ローテの明暗
JBCと東京大賞典の間に位置し、秋のダート古馬王道戦線のひとつとなる当レース。そういった日程のため、やはり最多の勝ち馬を送り出しているレースは4勝のJBCクラシック。また、先の3戦のなかで唯一の1800m戦ということもあり、マイルCS南部杯からも3勝を挙げるなど多数の好走馬を輩出しており、複数の勝利を挙げているのはこの2レースとなる。
・JBCクラシック【4.4.2.32】 ・マイルCS南部杯【3.2.1.7】 ・JBCレディスクラシック【1.0.0.4】 ・シリウスS【1.0.0.7】 ・日本テレビ盃【1.0.0.2】 ・みやこS【0.2.4.29】 ・武蔵野S【0.2.0.25】 ・JBCスプリント【0.0.1.2】 ・エルムS【0.0.1.1】 ・セントライト記念【0.0.1.0】
JBCクラシック組からは前走5着までに入った馬の内訳が【4.4.2.24】、好走馬は前走掲示板内に限られる。ただし、結果が直結するとも言い難いところで、前走1着馬が【0.1.0.7】、前走2着馬も【0.1.1.5】と前走で連絡みした馬の勝利はなく、合わせて2着2回3着1回、馬券外は12回と好走率もあまり高くない。
今年のこの組からの登録馬は1着だったウィルソンテソーロと2着だったメイショウハリオ、実に先の傾向に合致する2頭。前走ローテからはやや推しづらい対象となる。
ちなみに、この組からは前走3着馬が狙い目で【2.1.1.4】と馬券内率は50%を誇る。今年の登録馬にはいないが、来年以降のために覚えておきたいデータだ。
一方で3勝を挙げているマイルCS南部杯は黄金ローテ。馬券内率は46.2%と高く、単複の回収率もベタ買いでともに100%超と脅威的な数字を示している。
連覇を狙うレモンポップにはそれだけで頼もしいことだが、さらに前走1着馬【2.0.0.1】、前走1番人気馬【1.1.0.0】と鬼に金棒のデータも。また、2着だったペプチドナイルにも前走2番人気馬【2.0.0.1】と期待が持てる。
一方前走4着だったミックファイア。掲示板外からも好走例があり、そこから穴も出ている同レースだが、この手のパターンで好走した馬はインティやゴールドドリームなど既に中央のダートGIで結果を出していた馬たちに限られる。古馬混合戦を走るようになってからはパッとしない同馬、C.ルメール騎手は不気味だが、ここでは荷が重いか。
■期待の3歳馬
この秋世間で噂されている「強い3歳馬」。JBCクラシックには3歳馬が出走しなかったため、その真価はこのチャンピオンズカップで問われることになる。
サンライズジパングは2歳時のカトレアSを除けばダートでは堅実に走っており、前走のみやこSを快勝してここに臨む。その前走みやこS組は【0.2.4.29】。勝ちまでは行かないものの好走馬は出すといった様相。おもしろいのがこの好走馬6頭がすべて別々の年であり、つまり過去10回中6回で馬券内に前走みやこS組が1頭入っているというところ。
馬券内に入った6頭の共通点は、ずばり4角での位置。6頭すべてがチャンピオンズカップで「4角4番手以内」だった。サンライズジパングは先行脚質で先に挙げたカトレアS以外、ダートでは過去すべて4角4番手以内。初の古馬混合GIのペースにうまく乗ることさえできれば好走の目も。
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