11月23日、第104回天皇杯の王者を決める試合が行われた。ガンバ大阪とヴィッセル神戸が対戦したこの試合を前にした両チームのコレオが大絶賛されている。 どちらにとっても今季初めてのタイトルを懸けた一戦。神戸にとってはリーグタイトルを目前に…
11月23日、第104回天皇杯の王者を決める試合が行われた。ガンバ大阪とヴィッセル神戸が対戦したこの試合を前にした両チームのコレオが大絶賛されている。
どちらにとっても今季初めてのタイトルを懸けた一戦。神戸にとってはリーグタイトルを目前に勢いに乗りたい一戦で、G大阪にとっては今季唯一のタイトルを懸けた大一番となった。
それだけに、両チームのサポーターも気合が入った。国立競技場の北側に位置したG大阪サポーターと、南側の神戸サポーターが、選手入場時にそれぞれコレオを観客席で表現したのだ。
G大阪は、「OSAKA」の文字やエンブレムデザイン、さらには日本国旗などを青、白、黒、赤で表したもの。対する神戸は、「ONE LOVE」「KOBE」をクリムゾンレッド、白、黒で表現したもの。
選手が勢ぞろいしてメインスタンドに向かって立つ瞬間にはそれぞれ渾身のデザインがピッチを対峙する形となり、圧巻の空気を作り出した。
■「アイデアすご!」「レベルたっか」
それぞれのコレオには絶賛の声が。G大阪のコレオには以下のような声が上がった。
「ガンバは頭の上にコレオシートを挙げてるから白色の連続性が素晴らしいな」
「ガンバのコレオってやっぱかっこええわ!!」
「実に素晴らしかったです」
「この素晴らしいコレオと共に勝ちたかった泣」
「レベルたっか」
対する神戸には、“サポーター泣かせ”とされる外苑口とつながる運搬口の活用術を賞賛する声が集まった。北側の観客席と違って、南側はその中央部が空間となっており、サポーターを“分断”。コレオを作る際にはデザインできない“障壁”となっていた。
それを神戸サポーターは、クラブマスコットのデザインを設置することで、その「口」にしてみせたのだ。そんなアイデアあふれるデザインに、以下のような声が上がった。
「これはセンスのある素晴らしいコレオ」
「遊びごごろのあるコレオですね」
「入場口を活かしたフラッグの使い方が上手いなあ」
「アイデアすご!」
「国立マラソンゲート、一つの正解出た。変えられないことに文句言うより、変えられることで遊ぶの好き」
両チームのサポーターの気合が入った試合とあって、なかなか点数は入らない。スコアが動いたのは64分のことで、川崎フロンターレから移籍して1年目を過ごしている宮代大聖がゴールを決めたのだ。
ルヴァンカップに続いて天皇杯のタイトルも決まった今季、残るのはリーグ戦のみ。はたしてどのような結末が訪れるのか。