11月23日、天皇杯決勝が国立競技場で行われた。ヴィッセル神戸とガンバ大阪とがぶつかった関西対決で、珍しい姿も見られた。 14時キックオフとなったこの試合は、北側サイドにガンバ大阪がサポーターが陣取り、南側サイドにヴィッセル神戸サポーター…
11月23日、天皇杯決勝が国立競技場で行われた。ヴィッセル神戸とガンバ大阪とがぶつかった関西対決で、珍しい姿も見られた。
14時キックオフとなったこの試合は、北側サイドにガンバ大阪がサポーターが陣取り、南側サイドにヴィッセル神戸サポーターが位置した。通常であれば、前半は神戸が北に攻め、G大阪が南に攻める並びであったが、コイントスによってエンドチェンジが行われた。
これはG大阪側の選択によるもので、日差しの影響を考慮したもののようだった。というのも、国立競技場はスタジアムの構造上、夕日が差し込む造りになっている。守備をする側にとって、その日差しはかなり致命的。一瞬の隙も許されないファイナルの舞台で、それを避けるためのようだった。
一方で、神戸にとってはその日差しに耐えながら守備をしなければならない。日本代表GK前川黛也は、その対策としてキャップを被ってプレー。前半から好セーブを見せて、無失点で後半へと折り返している。
■「帽子かぶってるー!」
そんなキャップ姿は珍しいものとあって、SNS上で話題に。多くのコメントが寄せられていた。
「ぜーんぜん気づいてなかったんだけど前川さん帽子かぶってるー!」
「神戸は、自陣が前半眩しいピッチ内GK前川も帽子を被るこれは影響出るかどうか…」
「前川さん、帽子かぶってる!」
「久しぶりに帽子被ってるGK見たわ」
「前川、日差し対策で若林くんスタイル。帽子セーブは反則だから要注意!」
「神戸の前川は帽子を被ってプレーする珍しいGKなんだよなぁ」
「前川逆光に当たってるから帽子被ってんのか」
前川黛也は昨年10月に行われた国立競技場での鹿島アントラーズ戦でもキャップを着用。神戸は14時キックオフのこの試合を3-1で勝利していた。
前川黛也が被った帽子は、ユニフォームサプライヤーであるアシックス社のもので、当然、ルール的に問題はない。前川の好判断によって、天皇杯決勝は1-0で勝利。厳しい日差しにも負けず、万全の対策を施したことがタイトル獲得の要因の一つになった。