◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 3日目(23日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆3707人)「ソニー日本女子プロ選手権」、「日本女子オープン」に続いてツアー史上初となる同一年で…
◇国内女子メジャー◇JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ 3日目(23日)◇宮崎CC(宮崎)◇6497yd(パー72)◇晴れ(観衆3707人)
「ソニー日本女子プロ選手権」、「日本女子オープン」に続いてツアー史上初となる同一年でのメジャー3連勝がかかる竹田麗央は、通算9アンダーで首位の桑木志帆と3打差2位のまま最終日を迎える。
2サム最終組で2連続バーディ発進した桑木とは対照的に、2番(パー5)で短いパーパットを決められずにボギーが先行した。4番は高弾道を生かしたショートアイアンの2打目でチャンスを作ってバーディも、5番(パー3)は長い上りのラインをパターで寄せにいってショートした。再び微妙な距離をこらえきれずにスコアを落としたが、「自分としては思ったところに打てていた。ちょっと読みが違うのかな、と。(ストロークなど)変えるところはなかったです」と冷静に振り返る。
「大きかった」と言ったのは、折り返し9番(パー5)のバーディ。フェードヒッターには打ちづらい左ドッグレッグも、この日はティイングエリアが少し右に動いており、難なくフェアウェイのセンターを捉えた。フォローの風が吹く2打目はグリーン奥にこぼれても、あと少しでチップインという巧みな寄せでスコアを戻した。
パーオン率77.78%(14/18)は3日間で最もいい数字。16番(パー3)、18番はいずれも6Iでバーディにつなげての「69」で年間女王の意地を見せた形だが、「1打差くらいにしておきたかったんですけど、桑木さんがすごくいいゴルフをされていた。なかなか思ったようなショットが打てなかったり、思い切って攻めていけなかった」。ちょっぴり不満顔をした後で「しっかり前半から差を詰めていきたい」と話し、桑木との2サム継続となる最終日最終組での逆転を期した。(宮崎市/亀山泰宏)