WRCジャパン（ターマック）、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント（抜粋）。ヒョンデのティエリー・ヌービルは総合2番手走行中のSS4でマシンがパワー不足に陥り以降SS9終了まで完調ではない車両で戦い抜くことになった。1日の走行を終えた時…
WRCジャパン（ターマック）、金曜日終了後の各ドライバーからのコメント（抜粋）。ヒョンデのティエリー・ヌービルは総合2番手走行中のSS4でマシンがパワー不足に陥り以降SS9終了まで完調ではない車両で戦い抜くことになった。1日の走行を終えた時点で原因は不明だが、残り2日間での挽回を目指すと言う。
*カッコ内は順位の前日比
［ヒョンデ・モータースポーツ］
ヒョンデi20Nラリー1ハイブリッド
オィット・タナック/総合首位（↑）
「長い1日だったが、確かな成果があった。午前中のクルマ状態は悪くはなかったが、アンダーステアが出た時もあり、目指していたようなレベルのパフォーマンスは発揮できなかった。午後ひとつ目のトリッキーなステージを終えたあとからは、より高いグリップでのバランスの向上に努めることができてその後のふたつのステージはよりよく走ることができた。明日のステージは過去にそこかしこで雨が降っていたし新しいステージもあるので、明日はどうなるのか、そしてどんなコンディションになるのか様子を見ていきたい」
ティエリー・ヌービル/総合15番手（↓）
「現時点では、何が原因で今回の問題が起こったのか正確には分からない。もちろんがっかりはしているがしょうがない。残りあと2日で良い日にできると信じている。2番手を走っていたときはクルマの状態はよく、リスクを取りすぎないよう、3番手でも十分だとスピードのコントロールをしていたが、結局は問題が発生してしまい、狙ったとおりにはならなかったのは残念だ」
アンドレアス・ミケルセン/SS5でデイリタイア
「右フロントにハードタイヤを履いていた時にコース上の右側に水が流れていて、そこでグリップを失ってクラッシュしてしまった。午後に入ってスピードを上げていこうとしていてスプリットタイムも良かっただけに非常に残念だ。フィニッシュにたどり着かないことには意味がないし目指していた状態ではなかったが、クルマを直して明日は走れるので日曜日に向けてすべてを尽くす」
［トヨタ・ガズーレーシングWRT］
トヨタGRヤリス・ラリー1ハイブリッド
エルフィン・エバンス/総合2番手（↑）
「今朝はグリップ変化が大きく、合わせ込むのが難しくあちらこちらでマシンがスライドしてしまった。おそらく他の選手もそうだったと思う。走行が進むにつれてエクストラハードタイヤのメリットを活かすことができ、タイヤチョイスはうまくいった。しかし午後のタイヤ選択はそれほど簡単にはいかなかった。予想していたよりもグリップが良く、選択が完璧だったかは分からないが、午後のループはよい調子で走れポジティブに1日を終えることができた。明日もチームとしての戦いの最中なので、最後まで全力を尽くす」
勝田貴元/総合3番手（↓）
「今朝最初のステージではタイヤがリムから外れてしまい、思ったようなスタートを切れませんでした。がっかりしましたが、不幸中の幸いにも大きくタイムを落とさずに済み、今日を終えて4番手につけることができているのは、今朝の状況からしたら悪くないと考えています。他の選手に何かあった時に順位をあげられるように安全マージンを取った戦略を採りましたが、それがうまくいきました。ここまで多くのことが起こりましたがまだ先は長いので諦めずに、チームのために自分の役割をしっかりと果たし、自分のドライビングに集中していきます」
セバスチャン・オジエ/総合5番手（=）
「日本での金曜日最初のステージは常にチャレンジングで、これまでラッキーなものとはなっていない。この3年で2回もステージ内の同じような場所でパンクにあってしまった。パンクの状況に心当たりがないので、受け入れがたく非常にがっかりしているが、なるようにしかならない。次のステージからは気を取り戻して難しい状況だったが集中して、なんとかポジションをいくつか取り戻した。まだ十分ではなく、チームのためにさらに順位を上げる必要がある。まだたくさんのステージがあり、何が起こるかわからないので戦い続ける」
［Mスポーツ・フォードWRT］
フォード・プーマ・ハイブリッド・ラリー1
アドリアン・フルモー/総合3番手（↓）
「明日の出走順は今日より良いので、午後には良い位置に付けられるように狙っていく。目標達成できるようにプッシュしていく」
（SS9後のコメント）
グレゴワール・ミュンステール/総合6番手（↑）
「クルマの感触が常に良かったわけではないので大きく前進したと言えないが、色々試したことで明日へのポジティブな材料になった」
（SS9後のコメント）
