卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は22日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング7位の張本智和(智和企画)は同15位の張禹珍(韓国)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利しベスト4に進出した。◆…

卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は22日、福岡県の北九州市立総合体育館にて女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング7位の張本智和(智和企画)は同15位の張禹珍(韓国)と対戦。ゲームカウント3ー0で勝利しベスト4に進出した。

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■世界5位を撃破の勢いそのまま

20日の1回戦では世界ランキング5位の梁靖崑(中国)に勝利して勝ち進んだ張本智。韓国のエースとの対峙となった準々決勝では第1ゲームから張本智が主導権を握る展開に。幸先よく第1ゲームをとったまま2ゲームを先取し、第3ゲームも9-5でタイムアウトをとりつつ、相手の反撃を抑え切り圧巻のストレートで勝ち切った。

張本智は試合後に「今日は準備してきたことができた」と振り返り、「日本の地元開催であることも大きい。地元の声援で皆さんのためにできることが大きい」と日本開催のトーナメントでの波及効果に言及した。

勝負を分けたポイントに挙げたのが張禹珍の強烈なフォア対策。「対フォアは)あそこが強みですし、あそこを封じることができれば負けることはない」と切り出した張本智は、「自分にはたくさん技がありながら、相手にとってはあの1本で打開されるかもしれない。たくさんの技があれば相手に回らせない」と引き出しの多さで相手を上回ったと勝因を明かした。

準決勝での戦いについて「男子は誰と誰がやって、どんなスコアで決まってもあり得るので、悪い状態だけは想定せず」と意気込んだ日本のエース。シングルスでは唯一の決勝進出をかけた戦いに挑む。

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