東京競馬場で11月24日(日)に行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。今年もドウデュースやオーギュストロダンをはじめ、国内外から豪華メンバーが集った。東京競馬のラストを飾るビッグレースでかつて生まれた記録とは。走破タイム…

 東京競馬場で11月24日(日)に行われるジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)。今年もドウデュースやオーギュストロダンをはじめ、国内外から豪華メンバーが集った。東京競馬のラストを飾るビッグレースでかつて生まれた記録とは。走破タイムにスポットを当て、ベスト3をランキング形式で紹介する。

■1位 2分20秒6 2018年 アーモンドアイ

 新馬戦こそ2着に敗れたものの、以降は破竹の連勝劇で牝馬三冠を達成。ジャパンCにも単勝1.4倍の圧倒的1番人気で出走した。それまでは出遅れ癖があった同馬だが、好スタートから内3番手を確保。逃げ馬キセキが刻むミドルラップを離されず追走し、直線残り200mほどで先頭に立つと、手応え楽に1.3/4馬身差の完勝劇を見せた。ゴール後、表示されたタイムに場内からは驚きの声。従来の記録を1.5秒も更新する世界レコードVで古馬さえも圧倒した。

■2位 2分21秒8 2023年 イクイノックス

 皐月賞、ダービーではともに2着と悔し涙をのんだが、天皇賞(秋)から有馬記念、ドバイSC、宝塚記念、再び天皇賞(秋)と連勝。ジャパンCではG1・6連勝をかけ、三冠牝馬リバティアイランドらと激突した。パンサラッサが大逃げを打つ中、離れた3番手から運び、直線では末脚が爆発。リバティアイランドもけん命に追ったが、差はひらくばかり。ゴール前では流す余裕さえ見せ、4馬身差のまさに圧勝。ラストランでも最高のパフォーマンスを見せた。

■3位 2分22分1 2005年 アルカセット

 同年のサンクルー大賞でG1初制覇を果たすも、秋はフォワ賞、英チャンピオンSを連敗。BCターフ出走を目指したが、体調面の問題から回避していた。そんな中で出走したジャパンCでは3番人気。タップダンスシチーが刻むハイペースの流れを馬群で折り合い、直線では鋭く抜け出した。内からハーツクライがせまってきたが、しぶとく食い下がってハナ差で勝利。以降、ジャパンCは日本馬が18連勝しており、同レースを制した最後の外国馬となっている。

【ジャパンC走破時計ベスト10】
2018年 2.20.6 アーモンドアイ
2023年 2.21.8 イクイノックス
2005年 2.22.1 アルカセット
1989年 2.22.2 ホーリックス
2009年 2.22.4 ウオッカ
2020年 2.23.0 アーモンドアイ
2012年 2.23.1 ジェンティルドンナ
2014年 2.23.1 エピファネイア
1990年 2.23.2 ベタールースンアップ
1994年 2.23.6 マーベラスクラウン

※東京芝2400mの開催に限る