【WWE】RAW(11月18日・日本時間19日/ミシガン・グランドラピッズ)【映像】華麗で激しい「空中合体」技 凄いのはコスプレだけじゃなかった。『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など日本アニメのコスプレで人気のラテン系美女レスラーが、試合でみせた…

【WWE】RAW(11月18日・日本時間19日/ミシガン・グランドラピッズ)

【映像】華麗で激しい「空中合体」技

 凄いのはコスプレだけじゃなかった。『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』など日本アニメのコスプレで人気のラテン系美女レスラーが、試合でみせた圧巻の合体技。”師匠と弟子”の息の合った芸術的なハイジャンプからの「飛びつきフランケンシュタイナー」にファンからどよめきが起きた。

 WWE「RAW」で行われた男女混合のタッグマッチ。レイ・ミステリオ&ゼリーナ・ベガとチャド・ゲイブル&アイビー・ナイルの対戦で飛び出したスーパーな合体技。生きる伝説ことレイが28年前、日本人ルチャドール・ウルティモ・ドラゴンと実現したコラボ技を弟子のゼリーナと完璧に再現してみせた。

 ルチャの流れを組むレイ&ゼリーナの”LWO”と、レスリング軍団チャド&アイビーの”アメリカン・メイド”の軍団対抗でもあるこの試合。ラフ&レスリングと両軸で攻めるチャドにレイが一方的に攻められるなか、チャドがトップロープへと移動するところで”LWO”にチャンスが到来する。

 トップロープのチャドをレイがカットし、ターンバックルに尻もち状態。レイはゼリーナに「ちょっと来い!」と手招きすると、ゼリーナが全速力でダッシュ、これをレイがキャッチして放りなげると高々とジャンプしたゼリーナがチャドの首を空中でフックして雪崩式の「フランケンシュタイナー」を炸裂。空中で一回転しながら、マットに美しい弧を描いて落下するチャドのアマレスラーならではの卓越したバンプも光り、見事な合体プレーが完成した。

 優れたダブルチームを魅せるコンビの多いWWEにあってもここまで完成度の高い技は珍しく、ABEMAのWWE解説・堀江ガンツも「すばらしい連携ですね」と絶賛、スローリプレーでも「本当にドンピシャ」と思わず唸る。ファンも「綺麗な飛び方している」「ゼリーナええやん!」「ご褒美フランケン」「すごいwww」と興奮ぎみのリアクションが並ぶ。

 実はこのシーン、1996年にWCWのリングで日本のウルティモ・ドラゴンとレイ・ミステリオのコンビが全く同じムーブをやっており、この時はウルティモ・ドラゴンがトス役でレイが「飛びつき式フランケンシュタイナー」を放った。ほどなくして両方の比較動画がInstagramで拡散され、海外ファンから「思い出したよ。実は10月にウルティモ・ドラゴンの試合を観ることができて感動したばかり」「過去にゼリーナとウルティモ・ドラゴンの遭遇ってなかったよな…」と日本のレジェンドの話題で持ち切りだった。

 試合はゼリーナのフランケンでペースを握ったレイが得意の「619」から「スプラッシュ」の勝利の法則を発動してチャドからフォールを奪い完勝し”アメリカン・メイド”との抗争に連勝した。(ABEMA/WWE『RAW』)