大谷が3度目のMVPを受賞。今が絶頂期なのだろうか(C)Getty Images ドジャースの大谷翔平がナ・リーグMVPを獲得した。2年連続3度目のMVP受賞となり、両リーグでの受賞はフランク・ロビンソン以来58年ぶり2人目。フルタイムのD…

大谷が3度目のMVPを受賞。今が絶頂期なのだろうか(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平がナ・リーグMVPを獲得した。2年連続3度目のMVP受賞となり、両リーグでの受賞はフランク・ロビンソン以来58年ぶり2人目。フルタイムのDHとしては史上初の快挙となり、3度目の満票受賞となった。また、ア・リーグはヤンキースのアーロン・ジャッジが受賞した。

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 そんな中、『MLB公式サイト』は「私たちは、2人の超越的なスターの絶頂期を目の当たりにしている。すべてを堪能しよう」という見出しの記事を掲載した。

 記事では「誰も驚かなかったが、ショウヘイ・オオタニとアーロン・ジャッジがそれぞれナショナル・リーグとアメリカン・リーグのMVPを受賞した。この発表は、近年の野球の記憶の中で最も素晴らしい2つのシーズンを締めくくるものであった」と伝え、「彼らは現在世界で最も有名な野球選手だ」と、大谷とジャッジのことを紹介している。

 大谷については「明らかに、彼は特別なケースだ。メジャーで先発投手と打線の要を務めるユニークな選手であるだけでなく、彼の功績は瞬間的に非常に高く評価できる」とした上で、「オオタニの魅力の多くは、内在するリスク、彼がやっていることの奇跡と、それが永遠にできないのではないかという不安との間の緊張感に包まれている」と表現した。

「ほとんどの選手は30代で同じペースを維持できない。オオタニは近年、実際にはケガで打席に立つ時間を多く欠場しているわけではないが、彼の二刀流の活躍は、実際に打席に立つ機会を損なうケガのリスクを高める可能性が高い」と指摘した。

 そして「そうなると、500本塁打のようなマイルストーンを達成するのは、今思っているよりもはるかに難しくなるかもしれない」と分析している。

 「彼ら(オオタニとジャッジ)が将来の殿堂入り選手ではないと言っているわけではない。オオタニとジャッジは明らかにそうなる」と述べ、「彼らが今どれほど卓越しているかを本当に理解する唯一の方法は、今彼らを観ることだ」と、現在が2人の絶頂期であるとの見方をしているようだ。

 30歳の大谷にとってこれが絶頂期なのか否か。来季は二刀流復活のシーズンとなるが、さらなる活躍を期待せずにはいられない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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