張奕が語る日本と台湾の応援スタイル「初回から最後までずっと応援する」 東京ドームでも内外野からの応援に、ボールを投げ込むファンサービスで感謝の意を示した。チャイニーズ・タイペイ代表の張奕投手は「ラグザス presents 第3回 WBSC …
張奕が語る日本と台湾の応援スタイル「初回から最後までずっと応援する」
東京ドームでも内外野からの応援に、ボールを投げ込むファンサービスで感謝の意を示した。チャイニーズ・タイペイ代表の張奕投手は「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」スーパーラウンドでのベネズエラ戦に救援登板。1回と1/3を無安打無失点に抑えた。
「幸せな時間でした。東京ドームで投げるのは初めてだったので」。昨季まで西武でプレーし、今季から台湾に戻って富邦に所属。久々の日本でのマウンドを感慨深く振り返る。この日は日本在住の妻とこどもも観戦。「本当に最高の気分だったので。今日負けてしまったんですけど、明日しっかりと準備して臨みたいと思います」と気を引き締めた。
昨オフに西武を戦力外になり、7月の台湾プロ野球のドラフトを経てCPBL入りを果たした。驚いたのは応援スタイルの違い。「日本とは違って本当に初回から最後までずっと応援する」。日本は攻撃チームが応援するスタイルだが、台湾では両方の応援が入り混じり、チアのパフォーマンスもある。そこが新鮮に映ったようだ。
「結構しんどいっすね」。ジョークを交えたが、今ではその応援が力になっている。この日も、外野、内野席には1000人を超える台湾のファンが訪れ、チアガールもプライベートで自費で観戦。応援の鳴り物が鳴り響いた。「ファンの方々を大事に。感謝の思いを持って。そういう思いでした」。台湾の応援が今となっては頼もしく感じていた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)