フィル・ジョーンズ氏が古巣マンチェスター・ユナイテッド、また自身のセカンドキャリアについて語った。 今年8月に現役引退を発表、最後の数年間はケガで殆ど試合に絡めなかったジョーンズ氏。9月のインタビューでは、失意の現役晩年から立ち直りきれてい…

フィル・ジョーンズ氏が古巣マンチェスター・ユナイテッド、また自身のセカンドキャリアについて語った。

今年8月に現役引退を発表、最後の数年間はケガで殆ど試合に絡めなかったジョーンズ氏。9月のインタビューでは、失意の現役晩年から立ち直りきれていない様子も窺わせていたが、ここ最近は古巣の試合を観るのが楽しいそう。

このたび、イギリス『ミラー』の取材では、ルベン・アモリム新監督とともにリスタートするユナイテッドの話題が膨らみ、逞しく奮闘する22歳アタッカー、コートジボワール代表FWアマド・ディアロにはエールを送った。

「素晴らしい選手だと思う。プレーを観るのがとても楽しみな選手だね。ボールを素早く扱うことができ、実際、DFからすれば対峙するのが嫌なタイプだ。練習でも苦しめられた(笑)」

「3月(昨季)のFAカップでリバプール相手に決めた決勝点は印象的だったね。僕は試合に出られず、スタンドで娘と一緒に観ていたんだが、娘に『この選手(ディアロ)は来季重要な存在になるよ』と言ったんだ。これは正しかったと、少しずつ証明されてきているね」

また、アモリム新監督とその初陣にも言及。

「ひと言でいえば、フレッシュだよね。監督としては若く、選手たちのマインドを理解するのにはさほど苦労しないと思う。タレントをかけ合わせて『ユナイテッドの最適解』を導き出すことに期待しているし、僕としては興味深い。アモリムならいい仕事をすると思うよ」

「初陣はイプスウィッチ・タウンか…監督はユナイテッドでジョゼ・モウリーニョがトップチームに引き上げたキーラン・マッケンナだね。彼のトレーニングセッション、組み立ても興味深い。イプスウィッチを最速で3部からプレミアまで上げるなんて尋常じゃないよね」

ジョーンズ氏は引退後、指導者業スタートへ「UEFA・Aコーチングライセンス」を取得。ユナイテッドU-18での“教育実習”も経験した。

「監督業が目標で、Aまでは取得できた。来年1月から始まる『UEFAプロコーチライセンス(日本でいうS級資格)』の取得試験にも申し込んであるよ。僕は優れたコーチたちのもとでプレーしてきたし、チームメイトにも恵まれた…」

「これからがとても楽しみだよ」