JRAは21日、第44回ジャパンC(GI、芝2400m)の枠順を発表した。天皇賞・秋を制して連勝を目指すドウデュースは3枠3番、3歳牝馬のチェルヴィニアは6枠9番、JC初参戦となるジャスティンパレスは3枠4番から発走する。◆【ジャパンカップ…
JRAは21日、第44回ジャパンC(GI、芝2400m)の枠順を発表した。
天皇賞・秋を制して連勝を目指すドウデュースは3枠3番、3歳牝馬のチェルヴィニアは6枠9番、JC初参戦となるジャスティンパレスは3枠4番から発走する。
◆【ジャパンカップ2024予想/穴馬アナライズ】チェルヴィニアや外国馬の存在がつくる「人気の盲点」を突く 想定“8人気”前後の伏兵扱いにニヤリ
■軸は内枠の3人気以内
過去10年、1枠が【5.4.1.7】勝率29.4%、複勝率58.8%と抜けた成績。回収値は単勝125で唯一プラスをマークする。続くのは2枠【2.0.4.13】、3枠【2.1.1.16】で、残る1勝は7枠【1.1.2.21】と、1~3枠に勝ち馬が集中している。1~3枠のうち、4角10番手以内の馬が制しており、追い込み馬は厳しいものの、その他は脚質に関わらず勝利を手にしている。Cコース替わり2週目ということで内枠優勢が顕著だ。
1~3番人気以内を枠別で見ると1~4枠は【7.5.5.5】、5~8枠は【0.1.1.6】と、人気馬でも外枠は厳しく、内枠から軸を選ぶのがベター。4~5番人気だと、1~4枠【2.1.1.5】、5~8枠【1.2.1.7】と大きな差はない。6番人気以下は7、8枠から3着が2頭出現。また6番人気以下の好走馬3頭は当日上がり2位以内をマークしており、伏兵に関しては速い脚が使って流れが向くかがポイントで、枠はあまり気にしなくていいだろう。
ゴリアットは1枠を手にしたが、好走馬はすべて5番人気以内。同馬自身が高速馬場をクリアできるか検討が必要だ。2枠は初角5番手以内が【2.0.3.5】なので、ブローザホーンは枠を活かしたレース運びができるかがポイントになる。
好枠に入ったドウデュースは、後方からの追い込みで勝ち切れるかだけ。1~3枠で4角10番手以下だった馬は【1.1.0.15】。2014年のハープスター(2人気)は4角12番手から5着に敗れ、2022年ヴェラアズール(3人気)は4角10番手で内ラチから脚を伸ばして勝利。追い込み勢は進路取りなど鞍上の腕も試される。一方、同3枠のジャスティンパレスはC.デムーロへの手替わりで、ある程度のポジションを取りにいきそうなことから追い風ムードが漂う。
チェルヴィニアは6枠。上述したように3番人気以内でも外めの枠は不振。ルメール騎手はジャパンCで6枠経験はないものの、5~8枠の際が【0.2.0.5】、1~4枠が【4.2.0.7】なので、やはり「良い枠」とは言えず、勝ち切れるか疑問は残る。スターズオンアースは今年も8枠で試練の枠。川田騎手はジャパンCで2桁馬番の際は【0.0.0.3】と掲示板止まりなので、割り引きが必要だろう。
5~8枠から好走するには先行して当日上がり5位以内の脚を使うか、中団から差して上がり2位以内の末脚を使うことがマストで、その成績は合わせて【1.2.3.4】複勝率60.0%。差し馬なら33秒台、先行馬なら34秒5前後の速い脚が求められる。オーギュストロダンやシンエンペラーは好走のチャンスが残っており、スローで落ち着くようならドゥレッツァも軽視は禁物か。
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