今年の帝王賞は9着に敗れたメイショウハリオ(栗東・岡田稲男厩舎)。その後は日本テレビ盃3着、JBCクラシック2着と復調気配を示しており、次走は12月1日(日)に中京競馬場、ダート1800mで行われるチャンピオンズCを予定。今朝21日はレ…
今年の帝王賞は9着に敗れたメイショウハリオ(栗東・岡田稲男厩舎)。その後は日本テレビ盃3着、JBCクラシック2着と復調気配を示しており、次走は12月1日(日)に中京競馬場、ダート1800mで行われるチャンピオンズCを予定。今朝21日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWでメイショウソウタ、アスタイクウスとの3頭併せ。その最後方から追走したが、向正面に入ってからも先頭のラップは遅かったので、すぐに3頭の差が縮まっていく感じ。5F標識のあたりではメイショウハリオから先頭まで4馬身あるかないかといったところ。
ペースが遅いからといって折り合いを欠くようなところは全くないし、むしろ落ち着いた走り。最後の直線に向いて、瞬発力勝負という感じになった時は一瞬だけ置かれそうになったが、前との差があまりなかったので、すぐに追いついて、ゴールでは同入か少しだけ前に出ていたかなという感じ。
時計は6F87.7〜5F70.8〜4F54.7〜3F38.3〜2F23.2〜1F11.4秒。数字が遅いことに関しては決して高い評価ができないが、併せ馬で遅れることなく、しっかりと動くことができた点は評価すべき。過去の好走時は1週前追い切りで速い時計を出すことが多かっただけに、今回のパターンで最終追いがどうなるのかは興味深いところがある。
(取材・文:井内利彰)