卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は20日、福岡県の北九州市立総合体育館にて男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング7位の張本智和(智和企画)は同5位の梁靖崑(中国)と対戦。ゲームカウント3ー1で勝利してベスト8入りを果たした。…
卓球の「WTTファイナルズ福岡2024」は20日、福岡県の北九州市立総合体育館にて男子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング7位の張本智和(智和企画)は同5位の梁靖崑(中国)と対戦。ゲームカウント3ー1で勝利してベスト8入りを果たした。
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■日本勢唯一の男子シングルスで見せた意地
今大会男子シングルスでは唯一の日本勢となった張本智。世界5位の中国勢相手に挑んだ戦いは第1、2ゲームを先取する幸先良い滑り出し。第3ゲームを落とし流れが変わりかけたが、最後は踏みとどまり、第4ゲームを奪取して男子エースの役割を遂行した。
張本智は試合後に「3-1でしたけど最後は相手にはまりかけてましたし、リードされてるところでの粘りが彼の強みなので、そこは2-3で負けてもおかしくない試合だった」と簡単な試合ではなかったと振り返る。
張本智は2021年、22年のカップファイナルズ(現ファイナルズ)で決勝進出を果たしており、初戦で中国勢を倒した地元開催の今大会でも躍進には期待が高まってくる。
一発勝負での戦いについて張本智は、「大舞台には大舞台なりの合わせ方を学んでいかないと、最終的に五輪で出し切ることができない」と一つひとつの戦いが五輪に与えて得る影響を明かす。
そのなかで、「ファイナルズにはファイナルズなりの合わせ方を精神的にも技術的にもする。アジア選手権や世界卓球などでもそれぞれに合わせ方はあるので、こういう大きい大会で一つでも経験できれば最後に五輪の舞台に合わせる力が見つかる」と言及。トーナメントそれぞれの戦い方を身につけて力にしていくと語った。
張本智は松島輝空(木下グループ)と組んだダブルスでもエントリーしており、21日に初戦を迎える。男子の屋台骨として存在感を示せるかは期待が高まる。
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