元巨人のヘラルド・パーラ氏がベネズエラのコーチとして来日「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」スーパーラウンドを戦う野球日本代表「侍ジャパン」の難敵になりそうだ。グループA1位のベネズエラ代表には元巨人のヘラルド・パ…

元巨人のヘラルド・パーラ氏がベネズエラのコーチとして来日

「ラグザス presents 第3回 WBSC プレミア12」スーパーラウンドを戦う野球日本代表「侍ジャパン」の難敵になりそうだ。グループA1位のベネズエラ代表には元巨人のヘラルド・パーラ氏がコーチとして加入。オマール・ロペス監督は20日の前日会見で「コーチ陣を含めて試合をする国でプレーした経験した選手を選出するというのがあった」と理由を明かした。

 37歳のパーラ氏は2019年にナショナルズで世界一に輝くなど、メジャーで12年間プレー。通算1335安打をマークした。2020年に巨人に加入。同年は打率.267、4本塁打13打点。1年で退団し、現在は古巣・ナショナルズの一塁コーチを務めている。

 今大会のメンバーでは今季巨人でプレーしたヨアンダー・メンデス投手とパーラ氏が日本でプレー経験がある。ロペス監督は「そういった選手を選出することでお国柄やどういったシステムでプレーしているのか。また、文化に関しても情報を得ることができる」と理由を説明。「プレーだけではなく、その国でどういう振る舞いをすればいいのかも含めていろいろな話を聞くことができた」と満足そうに笑う。

 グループAで打率.857(7打数6安打)と打ちまくった主将のエルナン・ペレス内野手も「コーチ陣にヘラルド・パーラがいると言うのが何よりも大きかったと思います」と感謝する。「彼の経験が自分たちがプレーする上では役に立ったと思う」と信頼を置く。グループAでは米国を倒すなど4勝1敗で1位通過。侍ジャパンとは22日に対戦する。指揮官は「自分たちのチームの状況を見るに倒せるのではないかと思います」と自信を覗かせた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)