剛腕・スキーンズが新人王を受賞 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する新人王が18日(日本時間19日)に発表され、ナ・リーグではパイレーツのポール・スキーンズ投手が受賞を果たした。米ポッドキャスト番組「Foul Territory」ではジ…

剛腕・スキーンズが新人王を受賞

 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する新人王が18日(日本時間19日)に発表され、ナ・リーグではパイレーツのポール・スキーンズ投手が受賞を果たした。米ポッドキャスト番組「Foul Territory」ではジ・アスレチックの敏腕記者ケン・ローゼンタール氏が「実のところ、両方(ア・リーグもナ・リーグ)とも驚きました」と語っている。

 スキーンズは2023年全米ドラフト1位指名でプロ入り。今季5月にメジャーデビューすると、平均98.8マイル(約159キロ)の剛速球を武器に快投を連発。オールスターにも選出され、史上初となるメジャー1年目投手による先発投手の栄誉を手にした。最終的に23試合(133イニング)に登板し、11勝、防御率1.96、170奪三振の好成績を残し、パドレスのジャクソン・メリル外野手を抑えて新人王を手にした。

 ただ、ローゼンタール氏は「ナ・リーグ、本当に驚いたのはこちらの方でした。スキーンズのシーズンは歴史的で、見事でした。彼がしたこと、それは誰も否定できません。パドレスのメリル、彼もまた初日から、同様に見事だったからです。そして彼も歴史的なことをいくつか成し遂げました。スキーンズと同じレベルではないかもしれませんがね」と言及した。

 理由も明確にあり「このような状況だと投票者は投手より野手を好むと思ったんです。そうすると彼らを同じグループにすべきかということになりますが、私はそれは構わない。それはすばらしい議題です。ですが、私はスキーンズが受賞したことに少し驚きました。私はメリルがこれ(新人王)を獲ると思っていました」と説明した。

 スキーンズは受賞の際、交際中のオリビア・ダンさんと歩いた。人気のインフルエンサーでもあるダンさんは、TikTokが約800万人、そして約540万人のフォロワーがいる人気の体操選手。“勲章”を手にした男は、誇らしそうだった。(Full-Count編集部)