19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節が各地で行われた。 【グループA】イランが首位快走中、アジア王者カタールは苦戦 グループAは首位のイラン代表が5位のキルギス代表と対戦し、2-3で勝利。アウェイでの戦いとな…

19日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の第6節が各地で行われた。

【グループA】イランが首位快走中、アジア王者カタールは苦戦

グループAは首位のイラン代表が5位のキルギス代表と対戦し、2-3で勝利。アウェイでの戦いとなった中、12分に左CKからのこぼれ球をメフディ・タレミが押し込み先制すると、33分にはカウンターから上手く相手をかわしたサレー・ハルダニが決めて追加点を奪う。

しかし、キルギスも黙ってはいない。51分にジョエル・コジョがCKの流れから1点を返すと、59分にはPKを獲得。VARチェックの中で認められ、これをコジョがしっかりと決めて同点に追いつく。しかし、イランは76分に右サイドを崩すと、クロスをサルダール・アズムンが打点の高いヘッドで合わせて勝ち越しに成功。2-3で勝利を収めた。

2位のウズベキスタン代表は、最下位の北朝鮮代表と対戦。しっかりとイランを追いかけたいなか、ラオスで行われた試合は44分にボックス内の混戦からこぼれたボールを、後方から走り込んだアボスベク・ファイズラエフがボックス手前から右足一閃。これがネットを揺らしてウズベキスタンが0-1で勝利した。

また、4位と苦戦するアジア王者のカタール代表は、勝ち点で並ぶ3位のUAE代表と対戦。ここまで苦戦していることがこの日も出てしまい、開始4分にファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマにゴールを奪われると、45分、45分+5と前半だけでハットトリックを決められる事態に。さらに56分には4点目を奪われると、73分にはヤハヤ・アル・ガッサニにもゴールを許し、まさかの5-0で惨敗に終わってしまった。

北朝鮮代表 0-1 ウズベキスタン代表

【ウズベキスタン】

アボスベク・ファイズラエフ(前44)

キルギス代表 2-3 イラン代表

【キルギス】

ジョエル・コジョ(後5、後19)

【イラン】

メフディ・タレミ(前12、前33)

サルダール・アズムン(後31)

UAE代表 5-0 カタール代表

【UAE】

ファビオ・ヴィルジニオ・ジ・リマ(前4、前45、前50、後11)

ヤハヤ・アル・ガッサニ(後28)

◆順位表

1位:イラン/勝ち点16

2位:ウズベキスタン/勝ち点13

3位:UAE/勝ち点10

4位:カタール/勝ち点7

5位:キルギス/勝ち点3

6位:北朝鮮/勝ち点2

【グループB】韓国は連勝ストップも無敗キープ

グループBは首位に立つ韓国代表が最下位のパレスチナ代表と対戦。試合は12分にバックパスのミスを突いたパレスチナが、ゼイド・クンバルがボールを奪い切りネットを揺らして先制する。

それでも韓国は16分、左サイドを崩しダイレクトパス交換に抜け出したソン・フンミンがボックス左から決め切り、同点に追いつくことに成功。その後は韓国が何度もゴールに迫るが、最後まで追加点を奪えずに1-1のドローに終わった。

2位のヨルダン代表は5位のクウェート代表とアウェイで対戦。21分にボックス手前で粘りを見せたヤザン・アル・ナイマトがミドルシュートを華麗に沈めてヨルダンが先制。しかし、68分にクウェートはモハマド・ダアムがかなり離れた位置から右足一閃。鋭い低空ミドルがゴール左隅に決まり、1-1のドローに終わった。

3位のイラク代表は、アウェイで4位のオマーン代表と対戦。ピンチを凌いだイラクは、ボックス付近でパスを繋ぐと、アハメド・ヤシンのグラウンダーのクロスをユセフ・ワリ・アミンがボックス中央でダイレクトシュート。これが決勝点となり、0-1で勝利。2位に浮上した。

パレスチナ代表 1-1 韓国代表

【パレスチナ】

ゼイド・クンバル(前12)

【韓国】

ソン・フンミン(前16)

オマーン代表 0-1 イラク代表

【イラク】

ユセフ・ワリ・アミン(前36)

クウェート代表 1-1 ヨルダン代表

【クウェート】

モハマド・ダアム(後23)

【ヨルダン】

ヤザン・アル・ナイマト(前21)

◆順位表

1位:韓国/勝ち点14

2位:イラク/勝ち点11

3位:ヨルダン/勝ち点9

4位:オマーン/勝ち点6

5位:クウェート/勝ち点4

6位:パレスチナ/勝ち点3

【グループC】日本が圧倒的な強さ、2位以下は勝ち点差「1」の大混戦

グループCの日本代表は、アウェイで中国代表と対戦。今予選オウンゴール以外で初の失点を喫したものの、1-3で勝利を収め、首位を独走中。一方で、2位のオーストラリア代表は5位のバーレーン代表とドロー、3位のサウジアラビア代表は、最下位のインドネシア代表相手に2-0で敗れることとなった。

この結果、6試合を終えて日本は勝ち点16で首位独走中となり、来年3月の2試合で8大会連続8度目のW杯出場が決まる可能性が出てきた。一方で、2位のオーストラリアは勝ち点7、3位にインドネシアが浮上するも、4位のサウジアラビア、5位のバーレーン、最下位の中国といずれも勝ち点6で並ぶ大混戦となっている。

中国代表 1-3 日本代表

【中国】

リン・リャンミン(後3)

【日本】

小川航基(前39、後9)

板倉滉(前45+6)

インドネシア代表 2-0 サウジアラビア代表

【インドネシア】

マルセリーノ・フェルディナン(前32、後12)

バーレーン代表 2-2 オーストラリア代表

【バーレーン】

マフディ・アブドゥルジャバル(後30、後32)

【オーストラリア】

クシニ・イェンギ(前1、後51)

◆順位表

1位:日本/勝ち点16

2位:オーストラリア/勝ち点7

3位:インドネシア/勝ち点6

4位:サウジアラビア/勝ち点6

5位:バーレーン/勝ち点6

6位:中国/勝ち点6