守備に不安を残すソト(右)がジャッジ(左)のポジションに影響を与えているようだ(C)Getty Images ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジは、初めて出場した今季のワールドシリーズにおいて、守備でのパフォーマンスもクローズアップされた…

 

守備に不安を残すソト(右)がジャッジ(左)のポジションに影響を与えているようだ(C)Getty Images

 

 ヤンキースの主砲、アーロン・ジャッジは、初めて出場した今季のワールドシリーズにおいて、守備でのパフォーマンスもクローズアップされた。第5戦で平凡なライナーを落球し、試合の流れに大きく影響を及ぼすプレーだったとして、シリーズ終了後も多くのバッシングを浴びた。

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 今季はセンターが定位置となっていたジャッジだが、今後、ライトやファーストへのコンバートが行われる見込みであると、米メディア『Heavy Sports』が伝えている。そして、そのプランは、今オフでのフアン・ソトのFA動向も関わってくるようだ。

 同メディアは、ジャッジのフィールディングについて、「ワールドシリーズ第5戦でのミスによる印象が強く残るが、実際にはジャッジは悪い外野手ではない。ただし、彼はセンターよりもライトの方が適任であり、そのために高度な守備指標では評価が下がることもある。それでも、ライトにファン・ソトを配置するためにセンターを守っている」と綴っている。

 その上で、ニューヨークスポーツサイト『SNY』のアンディ・マルティーノ記者が語ったジャッジ、ソトのポジションについてのコメントも掲載。マルティーノ氏は「ジャッジは強肩のエリート右翼手だ。一方、ソトはそうではない」「ソトが再契約した場合、ジャッジがセンターに追いやられる形になる」と見通している。

 マルティーノ氏は、引き続きソトがヤンキースでプレーする場合について他に、「将来的にソトをファーストへ移す選択肢も出てくる」と述べながらも、「スカウトたちはソトがファーストを無難に守れるかについて意見が分かれている。ジャッジの優れた運動能力、フットワーク、身長を考えれば、ファーストにはジャッジの方が適しているといえる」と両者のコンバートについての見解も示している。

 また、『Heavy Sports』でもジャッジのポジション変更について言及。「このオフシーズンにソトを再契約した場合、ヤンキースの守備が今後どう変わるかは重要な課題のひとつだ。ジャッジは現在32歳で、まだ全盛期にいるものの、ヤンキースは彼を徐々に外野からファーストベースへ移すことを見越している」などと説いている。

 チームの顔でもあるジャッジが今後、ベテランと呼ばれるキャリアを積んだ時、果たしてどのポジションを守るのか。その方向性は、もう1人の大物であるソトの存在により変わってくることも間違いないようだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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