スキーンズは23試合で11勝、防御率1.96、170奪三振 全米野球記者協会(BBWAA)が選出する新人王が18日(日本時間19日)に発表された。カブスの今永昇太投手は3位票を4つ集め新人王投票4位、ドジャース・山本由伸投手の得票はなかった…
スキーンズは23試合で11勝、防御率1.96、170奪三振
全米野球記者協会(BBWAA)が選出する新人王が18日(日本時間19日)に発表された。カブスの今永昇太投手は3位票を4つ集め新人王投票4位、ドジャース・山本由伸投手の得票はなかった。ナ・リーグではパイレーツのポール・スキーンズ投手が受賞した。
今永はDeNAからポスティングシステムを利用して移籍した今季、4月は防御率0.98の好成績で月間最優秀新人を受賞。前半戦を8勝2敗、防御率2.97で折り返し、オールスターにも選ばれた。最終的に年間29試合に登板し、15勝は新人トップ&リーグ3位。防御率2.91もリーグ3位の好成績だった。14日(同15日)には今季活躍した選手をファン投票などで選ぶ「オールMLBチーム」の先発部門でセカンドチームに選出された。
山本はオリックスからポスティングシステムを利用して移籍した今季、ドジャースと投手歴代最高額12年3億2500万ドル(約503億円)で契約合意。上腕三頭筋の故障で長期離脱したものの、終盤戦に復帰し、18試合に登板して7勝2敗、防御率3.00。ポストシーズンでは4登板で2勝をマークし、ワールドシリーズ制覇の立役者の1人となった。
新人王に選ばれたスキーンズは2023年全米ドラフト1位指名でプロ入り。今季5月にメジャーデビューすると、平均98.8マイル(約159キロ)の剛速球を武器に快投を連発。オールスターにも選出され、史上初となるメジャー1年目投手による開幕投手の栄誉を手にした。最終的に23試合(133イニング)に登板し、11勝、防御率1.96、170奪三振の好成績。1位票を23集め、136ポイントだった。
新人王投票2位はパドレスのジャクソン・メリル外野手が入った。fWAR5.3、162安打、61長打、90打点、打率.292、長打率.500も新人トップだったが、1位票7、2位票23の計104ポイントで涙をのんだ。投票3位には、20歳にして20本塁打-20盗塁を達成したブルワーズのジャクソン・チュリオ外野手が選ばれている。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者によると、ナ・リーグで得票を得た選手が4人だけだったのは、3選手への投票制を導入した1980年以降では最少だったという。(Full-Count編集部)