大谷(左)とソト(右)。ふたりの傑物の契約が注目を集めている。(C)Getty Images 今オフにヤンキースからFAになったフアン・ソト。FA市場で最大の目玉となっている26歳の獲得に向け、各球団の動きが忙しなくなっている。【動画】ドジ…

大谷(左)とソト(右)。ふたりの傑物の契約が注目を集めている。(C)Getty Images

 今オフにヤンキースからFAになったフアン・ソト。FA市場で最大の目玉となっている26歳の獲得に向け、各球団の動きが忙しなくなっている。

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 すでにあらゆる動きが表面化している。先週の14日にはレッドソックスが、翌15日にはブルージェイズがそれぞれ面談を実施。さらに16日にはメッツがオーナーのスティーブ・コーエン氏をはじめとする球団幹部を揃えた「非常に詳細な会談」(米紙『New York Post』)と行ったとされ、ソト側も交渉を具体的に推し進めている。

 今後は昨季に在籍したヤンキースとの交渉も注目されるソト。そんな国際的な関心事となっている争奪戦において、やはり気になるのは契約規模だ。

 すでにマネーゲームの様相も呈している。そうした背景から繰り延べなしの7億ドル(約1078億円)を超える可能性もあると指摘され、大谷翔平が昨オフにドジャースと締結した契約の凌駕も現実味を帯びている。

 現地メディアでもソトの「価値」は小さくない話題となっている。米版『Yahoo! Sports』のジャック・ベアー記者は大谷の10年7億ドル(当時のレートでは約1015億円)の契約を超える可能性があるかどうかについて「オオタニの持つ名声はソトのそれとは違う。ソトはテッド・ウィリアムズの再来かもしれないが、オオタニは日本の国民的英雄だ」と指摘。北米スポーツ史上最高額とされる巨額契約を超える価値が26歳の天才ヒッターにはないと論じた。

 無論、ソトのポテンシャルを過小評価しているわけではない。ベアー記者は「ソトを獲得すれば、間違いなく素晴らしい選手を手にすることになる」とも強調。その上で「オオタニの獲得は国際的な象徴も手に入れることも意味している」と続けている。

「ソトには、国際的なスポンサーからの収入源は備わっていない。彼は確かにチームの勝利に貢献し、ファンを惹きつけられる存在だ。しかし、オオタニとの国際的な知名度の差がどれだけ大きいかは、いくら強調しても足りない」

 果たして、大谷のメガディールをソトが超える日はやってくるのか。複数球団が前のめりに挑んでいる争奪戦の行方から全く目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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