11月19日、サッカー日本代表は中国・厦門市内で2026FIFAワールドカップアジア最終予選の第6戦・中国戦を迎える。この試合のために現地入りしている日本代表の人気が、すごいことになっている。 ジャカルタ市内で行われたインドネシア戦で、す…

 11月19日、サッカー日本代表は中国・厦門市内で2026FIFAワールドカップアジア最終予選の第6戦・中国戦を迎える。この試合のために現地入りしている日本代表の人気が、すごいことになっている。

 ジャカルタ市内で行われたインドネシア戦で、すでに盛大な歓迎を受けた森保ジャパン。練習場にはファンが殺到し、前日記者会見では、現地メディアが遠藤航にサインを求めて飛び出すなど大きな話題となっていた。
 その人気ぶりは中国でも似たような状態となっている。チームは16日に中国入りすると、翌17日に厦門市内で初めての練習を実施。冒頭15分だけが非公開となったことで、日中両国のメディアがまずは練習会場に入ったうえで、いったん外に出て、再び会場に入る流れとなった。しかしその際、3人の現地ファンが報道陣に紛れ込んで中に入ろうとしたのだ。
 メディアは首から顔写真入りのパスをつけなければいけないため、まずは警備員が2人組を確保。別に入ろうとした1人も、パスがないことを指摘された直後に走って中に入ろうとしたものの、すぐに確保されていた。

■会見会場は多くの中国メディアが

 18日には試合会場で前日会見と前日練習が行われたのだが、ここにも中国メディアが殺到。用意された椅子はすべて埋まったうえで、壁際や通路も埋まるほどの盛況ぶり。日本代表がピッチに姿を現せば、たちまち無数のカメラが向けられた。
 19日の日本時間21時にキックオフとなる試合会場は6万人を収容できるが、すでにチケットは完売。インドネシア戦同様に大観衆の中で試合を行うことなる。
 そのインドネシア戦の試合中は選手間の声も通じないような状況で、選手入場時には巨大なコレオも出現した。遠藤航は前日会見で「またアウェーの中で厳しい戦いになると思いますけど、チームとして最大限パフォーマンスを発揮して、勝点3を取れるように頑張りたい」と話して苦境をはねのけると意気込んでおり、敵地での連勝が期待される。
(取材・文/中地拓也)

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