(写真:Getty Images) 横浜FMの印象を問われた選手たちは一様に同じ言葉を並べた。「失点が一番少ないチーム。…


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 横浜FMの印象を問われた選手たちは一様に同じ言葉を並べた。「失点が一番少ないチーム。前節は0-3で敗れているけど、守備が堅いというのは変わらない」(小林)、「攻守でバランスの取れている、非常に守備が安定したチーム」(ハモン・ロペス)。

 だが、その一方で柏の選手たちはリーグ最少失点を誇る横浜FMの堅守を崩すことに自信を見せている。前回対戦ではハイプレスで相手のビルドアプを封じ左右からの揺さぶりで2得点を挙げる完勝を収めた柏だが、その攻撃はあのときよりも着実に幅を広げ、パワーを増す。前半戦では右サイドが中心だったサイド攻撃もハモン・ロペスとユン・ソギョンの台頭により、左サイドから崩しにかかる場面が増加。また、ここ数試合はカウンターから効果的に得点を奪えており、速攻と遅攻の使い分けができるようになっている。

 今節に向けては「ボールを握ることを強く意識する試合になると思うので、しっかりとわれわれがボールを保持していれば得点のチャンスは訪れる。そのチャンスをしっかりモノにしたい」とハモン・ロペス。強固な守備ブロック形成してくる横浜FMに対し、攻略のポイントを挙げる。トップ下の位置で攻撃に変化をつけられるキム・ボギョンもまた、こう話す。

「ボールを持つ時間が長くなればなるほど、攻撃を作るの時間も長くなる。いまはカウンターが非常に効いているので、ビルドアップの質をもう少し高めていければもっと良くなっていく」

 相手の出方やピッチコンディションによって“攻撃の表情”を変えることができるのが、太陽王が持ついまの強み。優勝争いへの生き残りを懸けた今節も、さまざまな攻撃パターンを駆使し、鉄壁のトリコロール軍団に襲いかかる。

文・須賀 大輔