森下は侍の4番としてチームをけん引している(C)産経新聞社 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」第4戦のキューバ戦(台湾・天母スタジアム)が17日に行われ、雨が降りしきる悪天候の中、日本は7-6と勝利。無傷の4連勝を果…

森下は侍の4番としてチームをけん引している(C)産経新聞社

 「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」第4戦のキューバ戦(台湾・天母スタジアム)が17日に行われ、雨が降りしきる悪天候の中、日本は7-6と勝利。無傷の4連勝を果たし、スーパーラウント進出を決めた。

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 試合途中から雨が激しくなり、7回には投手陣に悪送球のミスも出て、6-6の同点に追いつかれた。

 8回先頭の小園海斗が相手ミスで出塁すると、足のスペシャリスト、五十幡亮汰を投入。その後、一死一、三塁とチャンスを拡げると栗原陵矢の左犠飛で五十幡が勝ち越しのホームを踏んだ。粘るキューバを振り切り、無傷の4連勝となった。

 様々な選手の活躍が光る中で、大きな力となったのは今大会、侍の4番を務める若き主砲、森下翔太にもある。

 この試合では1ー0で迎えた3回、無死満塁で第2打席が回ってくるとしっかり中犠飛を決め、4戦連続打点、チームトップの6打点目をマーク。

 今大会では「侍4番」のデビュー戦となった13日のオーストラリア戦でいきなり3安打2打点の活躍を見せると、15日の韓国戦でも2ランをマークと打棒の勢いが止まらず。この試合でも打点をしっかりあげ、存在感を示した。

 国際大会で無類の強さを発揮する若き主砲には様々な期待の声が上がっている。

 18日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)の侍ジャパン特集に出演した野球解説者の松田宣浩氏は森下の思い切りのいい打撃を評価しながら、「熱男なんで、頑張ってほしいですね!」とコメント。

 現役時代「熱男」のニックネームで知られ、過去の侍ジャパンでもチームを鼓舞する声がけ、行動を率先して行ってきた松田氏から侍ジャパンの「熱男」として森下にエールが送られた。

 森下といえば、在籍する阪神でも感情をしっかり表に出すプレイヤーとして知られる。21日からのスーパーラウンドでも侍の主砲としてチームを前に進める打棒とともに、チームを乗らせるパフォーマンス面でも期待を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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