冨安の能力は確かだが、その力をアーセナルで十分に発揮できていない(C)Getty Images アーセナルの冨安健洋が間もなく戦列に復帰すると、イングランド国内で報じられている。 開幕前に膝を痛め、初出場を果たした10月5日のプレミアリーグ…

 

冨安の能力は確かだが、その力をアーセナルで十分に発揮できていない(C)Getty Images

 

 アーセナルの冨安健洋が間もなく戦列に復帰すると、イングランド国内で報じられている。

 開幕前に膝を痛め、初出場を果たした10月5日のプレミアリーグ第7節サウサンプトン戦で再び負傷し、シーズン序盤は試合出場へ向けての調整に時間を割くこととなっていた冨安。英メディア『Daily Mail Online』が、同じく怪我で欠場となっているリッカルド・カラフィオーリとともに「インターナショナルウィーク明けに復帰する見込みだ」と伝えた。

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 また、アーセナル専門サイト『Just Arsenal』では11月16日に冨安の特集記事を配信し、復帰後の活躍へ大きな期待を寄せている。

 その中で、現在アーセナルはディフェンダーのベン・ホワイトが膝の手術を受け、およそ2か月にわたり離脱となることが決定的であるとして、「トミヤスの復帰はまさにタイミングが良かった」「今こそ自分の価値を証明するチャンス」などと綴っている。

 さらに、「この日本代表はアーセナルの中でも稀有なクオリティを持つ選手であり、バックラインのどこでもプレーできる能力を備えている」と冨安のスキルを称えるともに、公式戦出場のタイミングにも言及。「(中断明けの)ノッティンガム・フォレスト戦のメンバー入りを予想している」と見込んでいる。

 だが一方で同メディアは、日本人DFに対し、「その汎用性はチームにとって有益に思えるが、実際にはそうではなかった。2021年にアーセナルに加入して以来、彼はわずか84試合の出場にとどまっており、同じ移籍市場で加入したベン・ホワイトが145試合に出場しているのと比べると、物足りない結果だ」と今季までの故障による欠場の多さを指摘。

 加えて今後についても、「もしトミヤスが本当に復帰したのであれば、彼は『給料に見合う働き』をすぐにでも見せなければならない。我々は彼に対してかなり辛抱強く待ってきた」と訴えている他、「健康でピッチに立ち続けられることを証明するべきだ」などと、叱咤の言葉を並べた。

 故障者の穴を埋める役割を、今度は冨安が担うことができるか。今週末より再開を向かえるリーグ戦の戦いにおいて、プレーヤーとしての真価が問われることになりそうだ。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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