Jユースカップ決勝の東京ヴェルディユースvsサンフレッチェ広島F.C.ユースが17日にヨドコウ桜スタジアムで行われた。 28年ぶり3度目の優勝を狙う東京Vユースと18年ぶり4度目の栄冠を目指す広島ユースによる決勝。互いの攻めるフェーズが行き…

Jユースカップ決勝の東京ヴェルディユースvsサンフレッチェ広島F.C.ユースが17日にヨドコウ桜スタジアムで行われた。

28年ぶり3度目の優勝を狙う東京Vユースと18年ぶり4度目の栄冠を目指す広島ユースによる決勝。互いの攻めるフェーズが行き来する流れが続くが、34分に相手の中途半端なクリアに反応した今井宏亮が左足ミドルを叩き込み、東京Vユースがまず一歩前に出る。

追いかける広島ユースは前半終了間際に左からのカウンターをチャンスにつなげ、宗田椛生のパスで一気にボックス左に抜け出した小林志紋が流し込みにかかる。大きなシーンだったが、草間信がギリギリのところでカバーし、東京Vユースが1点リードで試合を折り返す。

後半の入りから前がかる広島ユースだが、東京Vユースは51分に相手CKの流れからロングカウンターに持ち込み、味方のパスに抜け出した今井がボックス左での切り返しから右足フィニッシュをねじ込み、この試合2ゴール目。東京Vユースが追加点奪取にも成功する。

ここまで順調な東京Vユースだが、最終ラインでビルドアップに転じた55分にキャプテンの酒井倖大が味方の横パスを収めきれず、流れたボールに宗田が反応。酒井がすかさず足を出すが、宗田を倒してしまう形となり、レッドカードで退場を余儀なくされる。

すると、広島ユースは68分に左から浅沼凌弥がクロスを上げると、土井川遥人がヘッドでこじ開け、1点差に。その後も広島ユースが数的優位を生かして攻めに攻めたが、東京Vユースが2-1で逃げ切った。