デビスカップ準決勝「フランス対セルビア」(9月15〜17日/フランス・リール/クレーコート)戦で、デ杯優勝歴9回のフランスはルカ・プイユとジョーウィルフリード・ツォンガがシングルスをプレーする。対するセルビアは、ノバク・ジョコビッチ不在の…

 デビスカップ準決勝「フランス対セルビア」(9月15〜17日/フランス・リール/クレーコート)戦で、デ杯優勝歴9回のフランスはルカ・プイユとジョーウィルフリード・ツォンガがシングルスをプレーする。対するセルビアは、ノバク・ジョコビッチ不在の中、北フランス・リールのピエール・モロワ・スタジアムのクレーコートで行われる初日のシングルス第1試合で、世界80位のドゥサン・ラヨビッチがプイユと戦う。セルビアは、ビクトル・トロイツキ、ヤンコ・ティプサレビッチを欠いた戦いだ。

 シングルス第2試合は、ツォンガがデ杯初出場の22歳、ラスロ・ジェレと対戦する。

 土曜日のダブルスは、ピエール ユーグ・エルベールとニコラ・マウのフランス・ペアが、フィリップ・クライノビッチとネナド・ジモニッチのセルビア・ペアと対戦する。ジモニッチは選手兼監督。

 この二ヵ国の対戦は2010年決勝以来のことで、その際にはセルビアが3勝2敗で勝って優勝した。フランスは2014年も決勝に至っているが、そのときはスイスに敗れている。

 決勝進出の有力候補とされるフランスに対して、もう一つの準決勝「ベルギー対オーストラリア」戦では、どちらが勝ち上がるのか、より不確かであるように見える。ベルギーはダビド・ゴファンが185位のジョン・ミルマンと第1試合を戦い、それからオーストラリアのニック・キリオスがスティーブ・ダルシーと第2試合を戦う。ダブルスは、アーサー・デ グリーフとルベン・ビーママンズのベルギー・ペアがジョン・ピアースとジョーダン・トンプソンのオーストラリア・ペアと対戦する予定となっている。

 オーストラリアの監督、レイトン・ヒューイットは初め、タナシ・コキナキスをキリオスとともにシングルスで起用することを予定していたが、ここ最近の成績を考慮に入れ、最終的にコキナキスの代わりにミルマンを抜擢することを決めた。

 ミルマンは鼠蹊部の故障のせいで今年の最初の4ヵ月を棒に振っていたが、全米オープンでは1回戦でキリオスを4セットの戦いの末に下す殊勲を演じ、3回戦に進出していた。

「ジョンは試合を通し鍛えられた。彼は、特にニューヨークで多くの5セットマッチを戦ったからね」とヒューイットはAP通信に語った。「我々は彼がチームのために仕事をしてくれると強く信じている」。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はデビスカップ準決勝「フランス対セルビア」戦を戦う両国メンバー(写真◎Getty Images)

Photo: LILLE, FRANCE - SEPTEMBER 14: Nicolas Mahut of France, Pierre-Hugues Herbert, Lucas Pouille, Jo-Wilfried Tsonga, captain of France Yannick Noah, captain of Serbia Nenad Zimonjic, Dusan Lajovic, Laslo Djere, Filip Krajinovic during the draw of the Davis Cup World Group semi-final between France and Serbia at Stade Pierre Mauroy on September 14, 2017 in Lille, France. (Photo by Jean Catuffe/Getty Images) Captain of France Yannick Noah President of the French Tennis Federation Bernard Guidicelli