ランボルギーニがトップを走るレクサスとタイヤ同士が接触する超ドッグファイトを展開。「退け退け!」と言わんばかりの猛アタックで勝負を制し、見事トップに躍り出た。【映像】超接近バトルでタイヤ接触の瞬間 栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で開…
ランボルギーニがトップを走るレクサスとタイヤ同士が接触する超ドッグファイトを展開。「退け退け!」と言わんばかりの猛アタックで勝負を制し、見事トップに躍り出た。
栃木県の「モビリティリゾートもてぎ」で開催されたスーパーGT第8戦。GT300クラスで優勝を飾ったVENTENY(#88 Lamborghini GT3)の小暮卓史が繰り広げた“タイヤ同士が接触する”大接近バトルが、11月8日放送の『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』でピックアップされた。
レースは34周目、apr(#31 LC500h GT)、LEON PYRAMID(#65 AMG)、そして88号車の3台のトップ争いで進行していたGT300クラス。直前のピットインでタイヤを2本交換した88号車は前方の65号車を猛追し、65号車のチームラジオには「後ろから88号車、4秒後方、異常に早い」と警告が入る。すると、34周目の90°コーナーでギリギリまで減速せずにインサイドを攻め、縁石に乗り上げながら完璧なコーナリングでオーバーテイクに成功し、2位に浮上した。88号車の勢いは止まることなく、37周目で首位の31号車を射程に捉える。第2コーナー立ち上がりで31号車のアウトサイドに並んで、縁石に乗り上げながら強引にアタック。88号車の右ホイールと31号車の左ホイールが接触し、サッシャ氏も「退け退けとばかりに!」と実況した通り、88号車は弾き出すようにオーバーテイクに成功。続くヴィクトリーコーナーで、31号車のインサイドを抑えると、堂々と首位を掌握した。
ベテランドライバー小暮の圧巻の走りにファンは「小暮劇場再び!」「鳥肌もの」「小暮さんらしい!」「もてぎの1コーナーのアウト側、本当に好きだよね」と、もてぎでの小暮とランボルギーニの相性の良さに大興奮の様子を見せた。
レースはそのまま88号車が首位をキープしてフィニッシュ。オートポリスに続く2連勝を達成し、今季3勝目を挙げた。現在、GT300クラスのドライバーズランキングで88号車は、首位の蒲生尚弥/篠原拓朗ペアの65号車を11ポイント差で追いかけている。チャンピオンがかかる最終戦、12月の第5戦「鈴鹿ラウンド(延期分)」でも88号車から目が離せない。
(ABEMA『ABEMA SUPER GT ダイジェスト』/(C)GTアソシエイション)