アストロズで好投を続けた菊池も高い評価を得ている(C)Getty Images 今オフのMLB移籍市場ではヤンキースからFAとなったフアン・ソト以外でも、注目を集める選手が少なくない。特に先発投手では各球団の主力級が出揃っている。そして、そ…

アストロズで好投を続けた菊池も高い評価を得ている(C)Getty Images

 今オフのMLB移籍市場ではヤンキースからFAとなったフアン・ソト以外でも、注目を集める選手が少なくない。特に先発投手では各球団の主力級が出揃っている。そして、その中では話題の日本人投手の名前も挙がり、高い評価を得ているようだ。

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 現地時間11月14日(日本時間15日)にはメジャー公式サイト『MLB.com』がFA先発投手パラーランキングを発表した。上位10名が紹介されており、ロッテからメジャー移籍を目指す佐々木朗希、アストロズからFAとなっている菊池雄星もトップ10入りを果たしている。

 ランキングでは、1位にオリオールズのコービー・バーンズが選出されており、次いで、佐々木が2位にランクイン。同メディアは、佐々木に対し、「なぜMLB各球団がこれほど熱心に彼を追いかけるのか?それは、新人王候補のポール・スキーンズのような選手が突然入札可能になったと考えれば分かりやすいだろう」などと評している。

 さらに、「11月3日に23歳になったササキはスキーンズよりも7か月だけ年上だが、パイレーツの右腕と同様、トップクラスのパワーピッチを誇る」と日本人右腕のスキルを絶賛。

 また、佐々木が25歳以下であるとして、「彼と契約するチームは比較的少額の資金で契約可能だ」と説きながら、「健康や耐久力の面でリスクはあるものの、このオフシーズンに獲得可能な選手の中でササキの潜在能力はフアン・ソトを除いて、間違いなく最も高い」と見解を示した。

 そして菊池は、ランキングの後半、8位として名前が記されている。ドジャースのジャック・フラハティ、メッツのショーン・マナイア、ドジャースのウォーカー・ビューラーの次にランクとなったサウスポーに同メディアは、「NPBから移籍して6シーズン経つが、キクチは一貫した活躍にはまだ至っていない」として、平均の防御率が4点台であることなど、メジャーキャリアでの成績を振り返っている。

 だがその一方で、「ポジティブな見方をすれば、ブルージェイズからトレードでアストロズに移籍してからは、新しい成功法を見出した可能性もある」と指摘。その上で、「トレード後10試合で防御率2.70、FIP3.07という好成績を記録。スライダーの使用率を大幅に上げ、4シームの割合を減らしたことが功を奏した」と今季夏場以降のパフォーマンスを称えている。

 佐々木、菊池、ともに早くから去就が話題となっていただけに、やはり注目度でもトップクラスの投手等と肩を並べている。大きな期待が寄せられる両日本人投手、果たしてどの球団が新天地となるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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