◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目(15日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)スタート前の練習場では「なんでだろう」と悩んだショットが、試合になればピンにつくのだから不思議…
◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目(15日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)
スタート前の練習場では「なんでだろう」と悩んだショットが、試合になればピンにつくのだから不思議だ。午前7時に10番から第1組でスタートをした勝みなみが5バーディ、1ボギーの「66」でプレー。通算4アンダーで暫定16位へと順位を上げて決勝ラウンドに残った。
不安をぬぐえないままティオフし、すぐに「全然大丈夫。気にしないで行こう」と思えたのも出だし10番の2打目でピン手前2mにつけたのが大きい。7Iで振ったショットは、縦長のグリーンを捕らえ、マウンドを効果的に使って寄せて勢いよくバーディ発進。11番は2.5mを外してパー、12番は手前4m強を沈めてスコアを伸ばして行った。
初日から12番(パー3)でホールインワンになりそうな位置につけるなどショット自体は悪くなかった。「(きょうは)結構ピンを攻めて行けた。バーディパットは3、4mぐらいで。後半は入らないのが続いて、惜しかった」。1番で5つ目のバーディを奪った後半は7番までパーを並べ、この日唯一ボギーとなった8番だけ悔しさを募らせた。
「8番で良かったのが帳消しになるぐらい気持ち的に悔しいけど、良いバーディがたくさん獲れた」。年間ポイントランク80位で迎えた今週は、来季フルシードを獲得できるかの大事な局面。81位以降になってもある程度の試合出場はできる見通しではあるが、リシャッフル対象になるかどうかで状況はかなり違う。前週の「ロッテ選手権」では予選2日間ともにオーバーパーをたたいて予選落ち。「久しぶりに納得するプレーができた」と喜びは大きな自信につながった。
「(ボーダーライン上の80位と)結構微妙な位置。でも、60位以内も行けない位置じゃない」。次週の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」に臨むには単独2位以内に入らないといけないが、トップとは6打差の暫定16位。「今日伸ばせた」という記憶は、きっと週末ゴルフの支えとなる。(フロリダ州ベルエア/石井操)