グッドマンの井上戦に懸ける意気込みは相当なものだ(C)Getty Images 12月24日に東京・有明アリーナで、ボクシング世界4団体スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)に、WBO同級1位のサム・グッドマンが挑む。現ボクシング界の…
グッドマンの井上戦に懸ける意気込みは相当なものだ(C)Getty Images
12月24日に東京・有明アリーナで、ボクシング世界4団体スーパーバンタム級統一王者の井上尚弥(大橋)に、WBO同級1位のサム・グッドマンが挑む。現ボクシング界のスーパースターに位置付けられている王者に対し、グッドマンはこの一戦が世界タイトル初挑戦。国外での試合も初めてとあって、チャレンジャーが敵地でどんなファイトをみせるのか、大きな注目を集めている。
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王者・井上は実力、実績などから、グッドマンのキャリアにおいて最大の敵であることは言うまでもない。それでも今回の戦いには強い覚悟を持って臨みタイトル奪取を目指すとの、本人の意気込みが母国オーストラリア国内メディアを通して報じられている。
国内放送局『ABC AUSTRALIA』が現地時間11月13日、公式サイト上において「サム・グッドマン、日本のレジェンド、ナオヤ・イノウエとの4団体統一戦に挑む」と銘打ったトピックを配信。その中で、試合を見据えるグッドマンのコメントを紹介している。
トピックでは、現在グッドマンは井上戦に向けたトレーニングキャンプの真っ只中であるとして、「キャリアを一変させ、世界的なスターとなるための試合への準備に全力を注いでいる」などと近況を伝えている。
加えて、同メディアは井上について、「4階級制覇を成し遂げたイノウエの『モンスター』という異名は、28戦中25勝をノックアウトで勝ち取る驚異的なパンチ力に由来している。 実際、井上はラウンドを落とすよりも相手をダウンさせる回数の方が多い」とこれまでのパフォーマンスに言及。改めてその強さを称えている。
その上で、グッドマンのこの戦いに向け語ったコメントを掲載。グッドマンは以下の様な言葉で、ベルトへの強い意欲を示している。
「俺は世界タイトルを懸けて戦うだけのためにここにいるわけじゃない。俺は世界王者、そして絶対王者になるためにここにいるんだ」
さらに、「自分が勝てないと思っていたら、この試合を受けることはなかっただろう」「100パーセントの自信を持ってリングに上がり、勝利し、誰もが認めるチャンピオンになるつもりだ」などと述べ、“モンスター打倒”への想いを明かしている。
グッドマンがこの試合に勝利すれば、オーストラリアで初めの4団体統一王者誕生となる。26歳の挑戦者は、母国初の偉業も懸かる歴史的な一戦へ向け、飽くなき闘志を燃やし続ける。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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